同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
さっきまで女の子と一緒に遊んでいた男の子の姿が見当たらず、女の子がプールの方を呆然と見つめている。
「な、なにがあったの?」
「お、落ちちゃった……っ」
「え?」
今にも泣き出しそうな顔で女の子がわたしのサマードレスの裾をつかむ。
「遊んでたら、ユウくんがプールに落ちちゃった……」
「ええっ!?」
ど、どうしよう。
迷ってる暇はない。
「お、俺は知らない。なんも見てないかんな!」
イケメン俳優さんが慌てて駆け出すのを見ながら、わたしはパンプスを脱いで大きく息を吸い込んだ。
「待っててね、必ず助けるから!」
女の子の手を取って、そっと下ろす。
そしてわたしはプールへと飛び込んだ。