同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「わざわざありがとうございます。お騒がせして申し訳ありませんでした」
「うふふ、謝る必要なんてないわ。ユウくんのご両親も綾乃ちゃんに感謝してたもの。さっきの女の子も『ありがとう』って。それにわたしたちだって、綾乃ちゃんにはとても感謝してるのよ」
「そ、そんな、恐縮です……」
ペコリと頭を下げるわたしの肩を、千景くんのお母さんは優しく叩いた。
「会いたかったわ、綾乃ちゃん。なかなか帰って来られなくてごめんなさいね」
「い、いえ、こちらこそお世話になって。ありがとうございます」
「桐ケ谷一族は綾乃ちゃんならいつでも大歓迎だから、これからも末永く千景をよろしくね」
「え、えと? あの?」
とりあえず認めてくれてはいるっていうことなのかな。