同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
可愛くないよね、今のわたし……。
「もっと……千景くんに似合う女の子になりたい」
ああ、またネガティブ発言。
面倒なヤツだって思われる。
「それ以上可愛くなってどうするつもり? 俺だって綾乃に似合う男になりたくて必死なのに」
「なに言ってんの、わたしなんて全然っ。千景くんは完璧な王子様だよっ!」
「王子様、ね」
「王子様っていうか、ヒーロー。いつだって駆けつけてくれて、わたしを守ってくれる。だけど、わたしといると王子様みたいな千景くんをカッコ悪くさせてばかり……」
「綾乃はカッコ悪い俺を見てどう思うの?」
「めちゃくちゃカッコいい! 大好きだよ!」
思わず力説してしまった。
だけどわたしのせいでカッコ悪くさせてるなら、申し訳ないよ。