同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!

「あ、それと。今朝はなんで先に家を出ちゃうの?」

「え?」

「綾乃と登校できるの、楽しみにしてたのに」

「わたし、千景くんと同じ高校だって知らなくて……ごめん、なさい」


知ってたら一緒に登校してもよかったのかもしれない。


学校までの道がわかるか不安だったのもあって、かなり早くに出たんだよね。

一応如月さんには声をかけたんだけど。

どうやら千景くんは不服だったみたいで、スネたような目を向けてくる。


「俺が言ってなかったのが悪いね。でも、綾乃は俺の専属だろ?」


そんな目で見られちゃったら、コクリと頷かずにはいられない。


「登下校はなにがあっても必ず俺と一緒にすること。わかった?」


「う、うん!」



< 50 / 457 >

この作品をシェア

pagetop