同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「綾乃、大丈夫か?」
よかった、千景くんが来てくれて。
ホッと胸を撫で下ろしたとき、足から力が抜けて体がよろけた。
「っと」
そんなわたしの体を支えてくれる千景くんに、トクンと胸が高鳴る。
千景くんに触れられると、不思議とドキドキさせられる……。
「これだから目が離せないよ。もう外で待ち合わせるのは禁止。これからは俺の目が届く範囲にいてもらう」
「え……?」
「嫌だとは言わせないから」
もう怒ってはいないようだったけれど、威圧感たっぷりにものすごいことを言われてしまった。
「綾乃を危険な目に遭わせたくないんだ」
千景、くん……。
「そばにいてくれないと、守れないだろ?」
どうしてわたしなんかのために、そこまで優しくしてくれるの……?