同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「ちょっとお手洗いに行ってくるね」
「じゃあわたしも!」
離れて行く綾乃のあとを追いかけようとして、思いとどまる。
さすがにそこまですると、引かれるよな。
「冷徹王子だと言われてたお前が、綾乃ちゃんにそこまでぞっこんだとはね〜!」
ニヤッとしながらからかってくる省吾が憎たらしい。
「お前だって一ノ瀬相手に言動がおかしくなってんぞ」
「だだ、だって、一ノ瀬さんだよ? 俺、小等部のときから知ってるんだけど、めちゃくちゃいい子なわけ。喋ってみるとますますヤバい……っ」
「バカだな」