僕だけが独り占めしたい。
「芙結ちゃん大胆、声大きい」
「……なっ、ひどい!!!もう絶対言わないからね!!」
「それは困る」
「じゃあ、その答えはダメ」
「えー、おれも芙結ちゃんがすきだよ、って言えばいい?」
「何その言い方ぁ……」
また声が大きくなる。放課後の閑散としている廊下によく響く声は自分でも恥ずかしくなるくらい大きな声だったからまたからかわれると思った。
視線を感じてとなりを見れば、海翔くんがやっぱりわたしを見ていた。
「これからも芙結はおれだけ見てて。よそ見しないで」
表情がコロコロ変わる海翔くんに何回振り回されているんだろう。
今日はとくに何回も何回も振り回されていて、本当に心臓が壊れてしまいそうだった。
「……なっ、ひどい!!!もう絶対言わないからね!!」
「それは困る」
「じゃあ、その答えはダメ」
「えー、おれも芙結ちゃんがすきだよ、って言えばいい?」
「何その言い方ぁ……」
また声が大きくなる。放課後の閑散としている廊下によく響く声は自分でも恥ずかしくなるくらい大きな声だったからまたからかわれると思った。
視線を感じてとなりを見れば、海翔くんがやっぱりわたしを見ていた。
「これからも芙結はおれだけ見てて。よそ見しないで」
表情がコロコロ変わる海翔くんに何回振り回されているんだろう。
今日はとくに何回も何回も振り回されていて、本当に心臓が壊れてしまいそうだった。