星のようなlast year
3話 恋する生徒たち

前回、ゆうきのせなに対する気持ちを確認し
咲の言葉に気になっていた主人公れんた
その続きです。

〜放課後〜
僕は放課後に図書室に向かった。
「こんにちはーせなさん。」

「こんにちは!れんたくん!
本当にわたしの恋について手伝ってくれるの?」

「うん、僕でも力になれるならなりたいんだ」

「ありがと!じゃあさ、私がゆうきくん好きなのは
知ってるよね」

「…うん。」
僕はせなさんは僕のことではなくゆうきのことが好きだということを再確認して、胸を痛めた。

「私、ゆうきくんの優しいとことか、かっこいいところ、何よりひたすら努力するところが好きなの」

「そうなんだね。」
確かにゆうきは努力家で見た目も良い、勉強はできないが優しいとこもある。

「そうなの!それで、どうやって仲良くなるか
迷ってて、れんたくんはどうやってゆうきくんと仲良くなったの?」

「僕は、もともと幼なじみで親同士も
仲良かったからさ、それで今も仲良くしてる。」

「そうなんだ、私は幼なじみじゃないからなぁ。」
せなさんは悲しそうな顔で答えた。

「でもあいつ優しいからな、話せばすぐ仲良くなれると思うよ、」

「そっか!じゃあゆうき出してはなしかけてみようかな、」

「うん。」

僕は大好きなせなさんとの話なのに楽しくなかった。



〜同時期 グランドの端〜

「ねぇ咲せんぱーい、」

「どうしたのけんたろうくん。」

「もう先輩3年生じゃないですか、僕のことふったとき好きな人いるからって言ってましたよね。」

「う、うん。」

「付き合ってる人いないですよねぇ?
あれ嘘だったんですか?
付き合ってる人いないなら付き合ってくださいよ」

「えっと、好きな人はいるの。だから付き合えない
ごめんね、」

「そうなんですかぁ、じゃあなんで告白しないんですかぁ?」

別に告白してないなんて言ってないのに!
まぁしてないけど‼︎
「あぁちょっと自信なくて、」

「そうなんですかぁ?先輩可愛いっすから
告ればイチコロですよ‼︎」

そんなうまくいったら苦労しないでしょ!
「そ、そうかな?頑張ってみようかな、」

「頑張ってくださいねぇ‼︎」

けんたろうくんは私が他の人に告白すること
いやじゃないのかな?好きって言ってくれてるけど
これ、嘘なのかなぁ、


3話終わり
この話はフィクションです。


登場人物
前回と同一
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