死神さん、お願いです!





奈菜「………誰??」
私はじっくりと見た











ええ……髪色も……服も

鼻筋とかも

カールのようだけど




ちょっと…違うような

大学生くらいの人……………?























私は見つめた














パチッ


カールは目を開けた









カール「うっ………。」
カール(?)は起き上がった










奈菜「………!」
私は少し離れた









カール「あっ、奈菜!良かった……間に合ったか。生きてた………。」










やはりカールか?

けど、なんか声が違う









カール「ん、ん。なんか声が出にくい。まぁいい、体は何ともない?」
カールは私の肩を掴んだ








奈菜「嫌っ!」
私は手を払った










違う、カールじゃないよ

これは罠だ

私に触れて命を取ろうとしてるのだ!


よくよく正面からみたら

なんか顔ちゃうもん!


もっと弟みたいな感じな顔で

頼りなくて

……ここまで顔は整ってない!










カール「奈菜?」
カールは手を見た









奈菜「カールに成りすましても無駄よ!私は死なないから!何としても生きるから!」
私は立ち、後ろへ下がった









カール「………どういうことだ?」









奈菜「あなたカールじゃないでしょ?………こないで?」
私は足をかばいながらゴムボート着き場に行った



















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