死神さん、お願いです!
奈菜「カールさん?」
カール「ん………あれ、名前を……」
私は本を掲げた
奈菜「これ?」
カール「それ!」
カールが手を伸ばしてきた
奈菜「おおっと。ダメ!」
カールの手を避けた
カール「なんで?」
奈菜「なんでの前に!………あなたは誰で、なぜここに居るの?はい、座って!」
私は床を指さした
カール「は……はい。」
カールは床に座った
あら、結構素直
奈菜「オホン。……えーと、あなたは誰で何しに来たん?答えなきゃ警察呼ぶから。つか呼んでいい?」
私はケータイを手に持っている
カール「まてまて、落ち着け。俺もこれは予想外だったんだよ。警察呼んでも俺の事わからないから。」
奈菜「何言ってんの?人の上に馬乗りしときながら。」
カール「俺………死神なんだ。」
奈菜「し……死神?」
のコスプレしてるヤツ?
俺○○〜って言うやつ?
マジ不審者やん
奈菜「マジかける。」
私は番号を押した
カール「やめろって!」
カールは私の腕を掴んだ
奈菜「なんで触んの!?キモイから離してよ!」
カール「お前……死んじゃうんだよ。」
え……
奈菜「あなた………何を言って……。」