死神さん、お願いです!
ガチャガチャ………
奈菜「なかなか肘でドアがあかないな。」
私は今、カールの為に買い物をしてきた所
そして、お湯入りカップヌードルを持ってるため
ハンドル式のドアが開けられないという状態
奈菜「あっ!」
そうや
片手でカップヌードルもてばええんや!
奈菜「私はマジで馬鹿……!」
私はドアを開けた
カール「………。」
カールはソファに寝転んで寝ていた
奈菜「カール……暖かいカップヌードル買ってきたよ〜。」
カール「う……。」
カールは起き上がった
奈菜「風邪やろ?………暖かいの食べないと。食べな元気はでぬ!」
奈菜「ポッカレモンの暖かい飲み物も買ってきたし!」
私はカールへと渡した
カール「あったけぇ。」
カールは指先を温めた
奈菜「で、そういうのが無理やったら、ゼリーもあるから。けど、どん兵衛は美味しいから!食べへんかったら後悔するよってかんじ。」
カール「………。」
カールはボーっとしている
奈菜「……ちょっと失礼しますね。」
私はカールの首を触った
カール「……っ!な………奈菜っ!」
熱っ!?
奈菜「熱い!こんな熱いの!?お湯かよ………。」
私は手を首から離した
カール「俺……平熱高いから……。」
奈菜「平熱……って。これはお湯やわ。タンパク質変性すっだろこれ……。」
カール「ゴホッ……大丈夫大丈夫。心配しないで?」
奈菜「心配すっよ?……川下りから様子変だし。」
カール「……。」
奈菜「今日こそ布団で寝て?」
カール「いや……それは……」
奈菜「ゆーと思った。じゃあ、私が寝るまでは布団使って寝て。絶対。本読むのも禁止。」
カール「………。」
結構 重症じゃないのよぉ……!
奈菜「……あ、熱冷ましとかないしタオルを濡らして頭に乗せよ。」
私は部屋にあるタオルを濡らした
奈菜「頭乗せるよ。」
私はカールの前に立った
カール「………。」
カールは私を抱きしめた
えっ……!
ちょっ……!
奈菜「カ…………カール………!?」