私のご主人様~ifストーリー~

欲張り


翌日から、組の生活が本格的に始まる。

改めて組員の人たちとの顔合わせ、季龍さんとの結婚が発表される。

もちろん、いきなり現れた組長の娘と言うこともあって、知らない人たちからは反感もあったのも事実。

認められなきゃ、自分の力で。

私ができることなんて少ないけど、季龍さんの隣に立つ者として、堂々としていなければいけない。

そんなプレッシャーと戦いながら、日々が流れていく。

「姐御!おかわりっ!!」

「俺も!!」

…一部の子は胃袋掴んだみたいで、すぐ懐いてくれたけど。

「琴葉さんの料理美味いっすけど…ちょっとフクザツ!!」

心結くんは、少し悔しがってた。
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