私のご主人様~ifストーリー~

焔、あなたのことを望んでくれる人は、私だけじゃないよ。

心の中でそっと、問いかける。

もう、会うことは出来ないし、一緒の時間を過ごすことだって叶わない。

それでも、貴方の幸せを誰よりも願ってるから…。

思いの外時間が過ぎてしまった。私の話はまた後日と約束して、そろそろ寝るかと、自然と当たり前のように同じ布団で眠った。

あの頃のような初々しさはもうないけれど、あの頃よりずっと自分も、相手も大事にできると思う。

裏の世界で生きる、この人を支える。

それが私の第二の人生だ。
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