求婚蜜夜~エリート御曹司は滾る愛を注ぎたい~
だから来週の週末。久しぶりに家族が揃うタイミングでこれまでの出来事を打ち明けるつもりでいる。
当然、結衣にも日奈子にもいい加減な態度だった過去について打ち明けなくてはならない。かなりの非難を浴びるだろう。
それでも結衣が悪く言われるよりはましだ。
真実を知れば、家族は結衣に対して悪い感情を持つことはない。
日奈子の北桜家に対しては新たに謝罪をすることになるかもしれない。
その後、全てにかたを付けたら結衣との関係を公表する。
(安心してくれるといいんだけどな)
気持ちを受け入れて貰ったが、全てを正直に話したことで結衣を不安にさせている。
遥人に対する嫌悪感もあるはずだ。
それは自分が悪いのだから仕方がない。これから挽回してみせる。
ただ今は結衣に安心して貰いたい。もう二度と前回のようなことは起きないと。
もしもう一度事故に遭い、また記憶がなくなっても、今度は堂々と自分の恋人だと誰の前でも言って貰えるように。
居酒屋の扉を開けて店内に入る。
予約した高野の名前を告げると、奥の座敷に案内された。
結衣は中央の席に座り、早めについた同期たちと楽しそうに話している。
その笑顔を見るだけで遥人の胸は幸せに満たされた。
当然、結衣にも日奈子にもいい加減な態度だった過去について打ち明けなくてはならない。かなりの非難を浴びるだろう。
それでも結衣が悪く言われるよりはましだ。
真実を知れば、家族は結衣に対して悪い感情を持つことはない。
日奈子の北桜家に対しては新たに謝罪をすることになるかもしれない。
その後、全てにかたを付けたら結衣との関係を公表する。
(安心してくれるといいんだけどな)
気持ちを受け入れて貰ったが、全てを正直に話したことで結衣を不安にさせている。
遥人に対する嫌悪感もあるはずだ。
それは自分が悪いのだから仕方がない。これから挽回してみせる。
ただ今は結衣に安心して貰いたい。もう二度と前回のようなことは起きないと。
もしもう一度事故に遭い、また記憶がなくなっても、今度は堂々と自分の恋人だと誰の前でも言って貰えるように。
居酒屋の扉を開けて店内に入る。
予約した高野の名前を告げると、奥の座敷に案内された。
結衣は中央の席に座り、早めについた同期たちと楽しそうに話している。
その笑顔を見るだけで遥人の胸は幸せに満たされた。