求婚蜜夜~エリート御曹司は滾る愛を注ぎたい~
「セミナーのこと、誰かに聞かれたの?」
「そう。外装のデザインで悩んでるみたいで相談された。セミナーのときの資料があったら見たいって言われたけど、どこにやったんだろうな」
机には入ってなかったんだよなと、遥人は首を傾げる。結衣は思わず大きな声を上げた。
「あ! それは……」
「どうしたの?」
「あの、その資料は私が持ってる」
「え、水島さんが?」
遥人が意外だと言いたそうに眉を上げる。
「うん、才賀君がくれたの。内容はもう頭似入っているからあげるよって……」
その時のやり取りが思い浮かんだ。
◇◇
セミナーの翌日。
遥人は仕事が出来なかった前日分を取り戻す為に。結衣は申請書類が多い時期の為お互い遅くまで残業をしていた。
七時を過ぎると同僚たちが退社しはじめる。
人もまばらになった夜八時過ぎ。
疲れを感じていると、遥人がコーヒーを差し入れてくれたので一緒に休憩をした。
そのときにセミナーの資料を見せて貰ったのだ。
「そう。外装のデザインで悩んでるみたいで相談された。セミナーのときの資料があったら見たいって言われたけど、どこにやったんだろうな」
机には入ってなかったんだよなと、遥人は首を傾げる。結衣は思わず大きな声を上げた。
「あ! それは……」
「どうしたの?」
「あの、その資料は私が持ってる」
「え、水島さんが?」
遥人が意外だと言いたそうに眉を上げる。
「うん、才賀君がくれたの。内容はもう頭似入っているからあげるよって……」
その時のやり取りが思い浮かんだ。
◇◇
セミナーの翌日。
遥人は仕事が出来なかった前日分を取り戻す為に。結衣は申請書類が多い時期の為お互い遅くまで残業をしていた。
七時を過ぎると同僚たちが退社しはじめる。
人もまばらになった夜八時過ぎ。
疲れを感じていると、遥人がコーヒーを差し入れてくれたので一緒に休憩をした。
そのときにセミナーの資料を見せて貰ったのだ。