もう一度、I LOVE YOU
機嫌の良かった父親、
龍美(たつよし)が急に顰めっ面に
なり -᷄ω-᷅ ハァ💨

とため息を着いたのをみて龍成は

「どうしたんですか?」
と新聞を読む手を止めて聞いた。


「いやぁー、お前の嫁探しを頼んで
いてなーいい子がいたらしいが
なんと、勝成の好きな子だったん
だと・・・勝は、人を見る目だけは
優れてるんだ」


「へえ、叔父さんそんな特技
あるんだね。」

o´д`oフウ💨
「もう、他人事か!
好きな女の子はおらんのか?」

「いませんよ。
そんな暇ありませんし・・・。
でも、勝成が好きな子には
興味わいてきましたよ。」


「実は・・・私もだ。ハハハ」

 ̄∀ ̄

似た者親子とは良く言ったものだ。





「はい黒岩歯科です。
今日はいかがされましたか?」

「エッと‼ 歯石を取っていただき
たくて・・・」

「お待ち下さいませ。」



「今日でしたら3時が空いています
けど?予約制なので後は埋まって
おりまして・・・。」


「分かりました。
お願いします。」


「お名前お伺いします。」

「倉敷龍成です。」

「はい。お待ちしております。」


龍成は3時に治療に行く為、時間を
調整して歯科へと向かった。
誰が言っても、オンナ遊びを止めない
勝成が夢中の彼女がいるとゆう!
興味湧かない分けが無い。

黒塗りのピカピカの、車が入って
行く、バタンとドアがあき

背が高く髪はキッチリ、ビジネス
カット、鼻が高く銀縁メガネの
奥から覗く、切れ長な目

イケメンだ‼

ミクは彼を見た時誰かに誰かに
似てるなぁ
と思っていた。

ずっと考えていて《《あつ‼》》
と声を出して・・・

「あのぉ、もしかして倉敷さん・・・
って・・・倉敷勝様のご親戚?」

「ああ、やっぱり
良く似てらっしゃいますね。」

「ええ、良く言われますよ。」

「あ‼失礼しました。
こう言うのいけないんですけど
あんまり似てらっしゃるので
つい・・・」

「構いませんよ。
あ、コレ名刺です。」


「ありがとうございます。
エッ‼ 専務さん?」

「はい、名ばかりの・・・ですがハハハ」

気さくな彼は白い歯を見せながら
笑った。

『綺麗な歯、虫歯はないし・・・』

「先生が来られるまでお待ち
下さいませ。」

彼女はニッコリ笑うと去って行った。
治療が終わると受付のおばちゃんが

「最近、若い男の人が
虫歯も無いのに、増えてるんです
よね。」

と、つい漏らしてしまったようだ。
ふーん、そうなんだ‼
〃勝成が狙った、彼女か‼〃

確かに勝成が狙うのも分かるな‼
この時、龍成はミクに名刺を渡した
事でミクからの連絡を待つ事にした。

大半の女は、専務の肩書きに乗って
来るもんだと思っていた。
今まで金目当ての女に貢がされ
散財され、段々龍成の脳は、
女=金目当てとなっていた。

そう時間はかからないはずだ。
妙な自信があった。


「叔父さんの人を見る目を
確かめてやる。」

龍成は楽しみでしょうが無かった。

そんな事とはつゆ知らず勝成は
どうして近かずこうかと苦戦して
いた。





こちらの龍成も
1週間、2週間五月も終盤
それでも龍成にミクから連絡は
こない。



イライラ、イライラ
龍成は専務室の広いピカピカの
机に携帯をおいて、人差し指で
トントンと叩き、落ち着か無い様子。

時々 ๑´ ࿀`๑フウーとため息が漏れる。


勝成もどう手を出していいか分か
らずイライライライラ

やはりコッチも溜息💨が連発‼

ピコーン
バッ
「華奈子だよ。
この間はゴメンね。
ご飯いこーよ。」

「なんだよ、華奈子かよ。
忙しいんだよ、
またな‼」

「・´д`・え〜もう来ちゃった!
仕事終わるまでま﹏っ﹏う。❤」

「は? 来てんの?
帰れよ。」


「ん﹏じゃ浮気しちゃお」

「どーぞどぞ!俺達付き合って
いないし、別にいいんじゃね。」


「嘘‼ 付き合ってないの?
だってだって、好きじゃなかっ
たの?」


「ん﹏気に入っては、いた!
しかし付き合ってなかったろ?
告白もしてないし
華奈子から付き合ってとも
言われてないし!」


「それはぁー
暗黙の了解ってやつでしょ。」

「誤解させたら

すまない。
華奈子とは暇潰し的な遊び
華奈子だって楽しんだろ!」

「そんな・・・
バッグも服も買ってくれた
じゃない。」


「そんな事、誰にでもしてるさ!」


「エッ‼」


「華奈子本気だったのか?」

「ま、まさかアンタなんかに本気
なわけないでしょ。
オジサンなんだし!」



「未だ28だぞ‼」


「私24だもん。」

「そかそか・・・じゃあな‼」


「待ってよ!
財布とバッグとまだ欲しいの
があるの‼
買ってよ、でないと
別れない‼」


「はぁー、分かった
最後だからな‼

今から下に降りるから待ってろ‼」


「はーい❤
待ってるゥ﹏」

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