もう一度、I LOVE YOU

勝成のアプローチ

《《ミクさん‼》》ガバッ

ミクはデザートのモリモリアイスを
頼もうとした時
勝成が椅子を跳ねやり土下座を
した・・・。

∑(๑ºдº๑)!!
「な、なに?なんですか?」

《《頼みます。》》The土下座

「俺は親友の幸せを奪ってしま
った。
あの日拓哉は行きたがらなかったん
です。それを無理やり
引っ張った!
俺は、何をされてもいい、
どうなってもいい

だから拓哉にチャンスをく
ださい。」


「それは、本気ですか?」

「勿論!なんでもする。‼」

「なんでも?」

「ああ、なんでもします。」

人が増え始める5時
なんだなんだ、と好機の目で、
沢山の人集りが出来た。



「出ましょうか‼」

土下座する勝成を連れ、会計に
向かう。勝成はすぐBLACKカード
を出してビックリするカフェ店員
さんに支払いを頼んだ。


「ご馳走様でした。」

そう言ったがミクは財布を取り出し
食べた分の3600円を勝成のポケット
に押入れた。


「年下の貴方に払わせられません。」


勝成は黙ってしまった。
しばらく道を歩きながら、私この辺
に住んでいます。

「ああ、知っています
興信所を使って調べました。」


「はぁ〜興信所?」

クルツと回りビックリし勝成を見た。

「あなたの勤め先と住んでいる
場所だけ、あなたに
謝りたかったし、拓哉の為に
元に戻って欲しくて・・・。」



ミクは背の高い勝成を見上げて
言った。

「貴方は行くのを渋る拓哉を
無理に連れて行く罪を
おかした。」

「ああ、はい。」

「拓哉は私を騙して浮気と言う
罪を犯しました。」

ミクは何が言いたいのかと勝成は
思った。

「私も罪を犯さないと
不公平だと思うの。」

「ああ、まあ・・・。」

「だから、私と寝て


(((((!!O⌓O;)))))う‼ は?


そしたら考える。


貴方に親友を裏切れる覚悟は
ありますか?

私を抱けますか?私は
貴方が親友の元嫁と寝たと言う
罪を被せる罪を犯すわ。」


「それは・・・」



「はい‼ 終わーり。
貴方に覚悟が足りない‼
それくらいの同情で笑わせ
ないでよ。

今度来る時は私を抱く決心を
してくる事よ。

だいたい、拓哉が・・・悪いのか
私が悪いのか分からないのよ。
私が拓哉を捕まえて置かなかった
のも、私の・・・」


「は?え、あ、うん・・・(((;꒪ꈊ꒪;)))
ミクさんが悪いのは違う〜と
思いますすよ。」


沈黙‼



「俺があなたを抱いたら
貴方を離したく無くなる・・・

多分・・・。」


「さすが〜拓哉の親友ね‼

口説くの上手い。
あなたの責任じゃないよ
拓哉は元々そう言う人
って事。

遅かれ早かれ浮気の虫は起きて
来たはず。


もう茶番は終わりましょう。
拓哉も、若い子が好きだった
だから・・・そうなったんです。

私子供が欲しいの
婚活したいの
だから拓哉に早くサインするよ
うに言ってください。

貴方が私に悪かったと言うなら
あなたに出来ることはそれでしょ。

拓哉が今何を言っても信じないし
心に響きませんよ。」


「あ、ああ、ですか・・・
でも俺の言った事は嘘じゃ無い。」

「はい?クスッ


やめましょう。
それより拓哉に伝えてください。

少しでも気持ちがあるなら
早くサインしてほしい。
早く他人になりたい。

そう伝えてください。
もう拓哉に気持ちはありません。」


ドスン
俺はバス亭の長椅子に座った。
五月らしくサツキが白、ピンク、赤
咲き乱れる花は、歩道を色付けす
るように長く並んでいる。



極めて目だつ白い花はまるで
凛としたミクのようにサワワと
ゆれていた。

俺は拓哉の為に
何とかしてやりたいが
ミクの出した条件は、人として
受け入れ難い。


あのジッと見る可愛らしい目に
よろめかない奴は居ない。

拓哉😩💨なんで浮気したんだ
そしたら俺は彼女をお前の嫁
として扱い、感情を持たなかった。



俺はミクを・・・ミクを




好きになってしまった・・・。

そんな俺にミクは抱けと言う
拓哉を裏切れるわけが無い
そんな辛い事を・・・やれと言う。

抱けば 思いが伝わる
しかし裏切りと言う十字架を
背負って生きることになるじゃ
ないか・・・。

そんな苦しみを味合う勇気も無い。
覚悟が足りない‼
ミクは俺をキッと、睨み付けてそう
言った。
衝撃の一言は俺の胸にグサリと
突き刺さった。


十字架を背負い続ける・・・
覚悟がなかった。

ミクはそう言いたかったんだろう。
ミクに惚れてしまうと言う
覚悟が無かったんだ。




< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop