板チョコ座標系物語。
大福姫はお菓子をつくっています。

あたしなのはそれを観察しています。

はあ。

とため息。

暖かい日差しにのんびりくつろぐ。


お菓子王国はリアルワールドにパビリオンを出展していた。

さすらい人はたまにリアルワールドに帰還し、パビリオンを運営する。

カフェとかもそう。

板チョコ採りはリアルワールドにいる。

あたしはリアルワールドへの帰還を決断した。

ザッケバークとともに同行。

ずでん。

古ぼけたオフィスの一室に出た。

「あなた誰?」とピンク色のブラウスに金髪の少女。

落ち着いた表情だ。

「ここは東京ですか?」
「トーキョー?
何かしら?
ここはサラタウンよ」と目の前の少女探偵、レモンは告げた。
< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop