【完】淡い雪 キミと僕と
「ヒェッ!」
ラインの電話の画面に鳴り、独特の甲高い音と共に、佐久間さんの名前とラインの待ち受けにしている彼の写真が浮かぶ。
…なんだって言うのよ!嫌々ながらも、通話ボタンを押す。
「もしもーし美麗ちゃーん?」
軽々しい彼の声が耳いっぱいに響き渡る。
「あの……」
「もぉー、美麗ちゃん適当な返事しかしてくれないし、既読無視もするから電話しちゃったよぉ!!」
「それはスイマセン…。文字を打つのはちょっと苦手で…」
「出てくれて良かった~!今家なんだよね~?
さっそくなんだけど、今から一緒に出掛けない?美麗ちゃんの好きな所どこへでも連れて行ってあげるし~。」
「いえ!それは困ります…。佐久間さんと出かける理由なんてないし…」
「なんでぇ~?西城さんとは何の関係もないんでしょう?」
う……。それは…。
「…もしかして、やっぱり付き合ってるとか?だってあんなんおかしいもんね。
ルナに来た時の西城さんめっちゃ怒ってたし、俺が美麗ちゃんに触れた時すっごく殺気も感じて怖かったもんね。
何とも思ってない女の子にあんな態度取ったりしないよ~」
「そ、それは……。あの、佐久間さんは何が目的なんでしょうか…?もしかして友理奈に何かを言われて、わたしをハメようとしているとか…?
わたし、もう友理奈とは友達とかでもないと思いますし、友理奈関係の人と関わるのはこりごりなんですよ…」
アハハハハ、と電話口で佐久間さんが高笑いをする。
ラインの電話の画面に鳴り、独特の甲高い音と共に、佐久間さんの名前とラインの待ち受けにしている彼の写真が浮かぶ。
…なんだって言うのよ!嫌々ながらも、通話ボタンを押す。
「もしもーし美麗ちゃーん?」
軽々しい彼の声が耳いっぱいに響き渡る。
「あの……」
「もぉー、美麗ちゃん適当な返事しかしてくれないし、既読無視もするから電話しちゃったよぉ!!」
「それはスイマセン…。文字を打つのはちょっと苦手で…」
「出てくれて良かった~!今家なんだよね~?
さっそくなんだけど、今から一緒に出掛けない?美麗ちゃんの好きな所どこへでも連れて行ってあげるし~。」
「いえ!それは困ります…。佐久間さんと出かける理由なんてないし…」
「なんでぇ~?西城さんとは何の関係もないんでしょう?」
う……。それは…。
「…もしかして、やっぱり付き合ってるとか?だってあんなんおかしいもんね。
ルナに来た時の西城さんめっちゃ怒ってたし、俺が美麗ちゃんに触れた時すっごく殺気も感じて怖かったもんね。
何とも思ってない女の子にあんな態度取ったりしないよ~」
「そ、それは……。あの、佐久間さんは何が目的なんでしょうか…?もしかして友理奈に何かを言われて、わたしをハメようとしているとか…?
わたし、もう友理奈とは友達とかでもないと思いますし、友理奈関係の人と関わるのはこりごりなんですよ…」
アハハハハ、と電話口で佐久間さんが高笑いをする。