純白の華は闇色に染まる


そこまで叫んで急に叫ぶのをやめた母さん

そしてこっちに向かって歩いてきた。

「私よ?お父さんを殺したのは

 あはははははははははははは」

それを言ってから母さんは狂ったように

まるで俺の苦しみを嘲笑うかのように

言った。

「苦しい?あはは苦しめばいいの

 あんたよりお兄ちゃんの方がいい

 あんたなんていらなかったのよ」
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