純白の華は闇色に染まる


でもそこで俺は動じなかった。

ここで乗ったら負け。

そう俺の心が言っていた。

しかしそれは後悔へと繋いだ。

「まだ苦しんでないみたいね」

「じゃああんたからもう一つ奪ってあげる」

俺はなんとなく予想できた。

それは



兄貴だ。
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