純白の華は闇色に染まる


俺の頬に生暖かいものが数滴

飛んできたんだ。

それは見なくてもわかる

兄貴の血だった。

俺は怖くなって

逃げ出した。

逃げ出した先は繁華街だった

時刻は夜の9時半

俺は理由もなく荒れた
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