純白の華は闇色に染まる


sideにな

遥から聞いた過去は想像を絶するものだった。

なぜだろう

無性に私はこう言いたくなった。

「生まれてきてくれて、ありがとう」

それを言った瞬間

遥は声を上げて泣いた。

母さん。父さん。兄貴

そう何度も呟きながら。。。
< 99 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop