【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第21話
オレンジタウンで暮らしていた時のダンナと離婚をしたアタシは、高松市内のデリヘル店とファッションヘルス店をかけもちで働いておカネを稼いでいた。
2019年3月30日に再婚保留期間が明ける前に高松を出て、大阪で暮らしている友人の家に行こうと思っていた。
その時に武方さんがアタシの元にやって来て『お父さまは天国に行っても娘の花嫁姿を見たいと言っていることには変わりはないと言うてるから…』と言うて、アタシにもう一度再婚しなさいと言うた。
アタシは、再婚以外で人生のやり直しをすると決めていたのに、武方さんの都合でお見合いをトントン拍子で進めて、6度目のダンナ・章平さん(55歳)と再婚をすることになった。
章平さんの職業は、多度津にある四国化成の工場の現場責任者で、年収は400万円で収入は安定していて持ち家がある。
章平さんには、長男のじゅんきくん(20歳・大学生)と長女のあいこちゃん(19歳・短大生)のふたりの連れ子がいた。
武方さんはアタシに『オレンジタウンの家の問題を章平さんにお願いをした…』と言うてから、交通事故で亡くなった章平さんの奥さまの保険金の一部を使って問題を解決をしたことを伝えたのちに『恩返しをするために再婚をしなさい!!』と言われた。
アタシは、しぶしぶ婚姻届けに署名ナツインした。
章平さんは、ふたりの子供たちに対して『今度こそ本当の新しいお母さんが来てくれたから…家族で仲良く暮らして行こう…とし子さんは(5度目のお母さん)とは違ってとても優しいから大丈夫だよ…』と言うたけん、今度は大丈夫だろうとアタシは思った。
しかし、その一方で章平さんはじゅんきくんに『5度目のお母さんのことでイヤな思いをさせてごめんね…今度は大丈夫だから…』と言うて、前の奥さまのことをなじるだけなじっていたので、不安になっていた。
時は流れて…
2019年5月7日のことであった。
まんのう町吉野下にあるダンナ(以降、章平さんのことはダンナと記載します。)とアタシとふたりの連れ子が暮らしている大きめの一戸建ての家にて…
朝のダイニングのテーブルの上には、ツナサンド・コンソメスープ・スクランブルエッグ・グリーンサラダなどが並んでいた。
いつも通りの朝の食卓の風景だけど、家族はみな交わす言葉もなく静かに食事をしていた。
最初の1ヶ月は、家族みんながいろんなお話をしていたけど、ここ数日は家族間で目だった会話はなかった。
朝ごはんを食べ終えたじゅんきくんとあいこちゃんは、大学と短大に登校した。
「行ってきまーす。」
「行ってきまーす。」
「気を付けてね。」
じゅんきくんとあいこちゃんを見送った後、アタシはダイニングに戻って、食器の後片付けをしていた。
読みかけの四国新聞をヒザの上に置いたダンナは、アタシにこう言うた。
「とし子。」
「なあに?」
「オレ、今夜は工場長のお供で接待があるから…帰りは遅くなる。」
「ごはんは?」
「いい…オレ、そろそろ行く…」
ダンナは、いすの上に置かれていた手提げカバンを手にしたあと、工場に出勤した。
ダンナを見送ったアタシは、食器の後片付けを始めた。
5月7日の朝までは何事もなく家族がおだやかに過ごしていたけど、この日の夜を境にして家庭内の人間関係が少しずつおかしくなっていた。
しかも…
アタシは、深夜に響いた恐ろしい声のことをダンナにきちんと話さないといけないのに、それを放置していた。
この時から、家庭内はより深刻になっていた。
事件は、深夜11時過ぎに発生した。
白のブラウス1枚の姿のアタシは、ベッドルームでダンナの帰りを待っていた。
少し前に、アタシはのどがかわいていたので冷蔵庫の中に入っているらくれん牛乳をのんでからベッドルームに戻って、ひとりでぼんやりとしていた。
ベッドルームに戻って、しばらくして急に眠くなったので、アタシはそのまま眠った。
この時であった。
じゅんきくんがベッドルームの前にいた。
じゅんきくんは、アタシが眠っているのを確認したあと、自分の部屋へ戻った。
アタシがのんだ牛乳の中に、じゅんきくんが睡眠薬を混入していたことに気がつかずにアタシは牛乳をのんだので、兄妹間で発生した重大な問題を見逃した。
じゅんきくんは、あいこちゃんの部屋に忍びこんだ。
「お兄ちゃん。うう…」
じゅんきくんは、あいこちゃんの身体を思い切り押さえつけた。
「静かにしろ…声を出すな!!…オヤジとオフクロにはだまっていろ!!」
じゅんきくんは、あいこちゃんの口をガムテープを貼りつけた。
そして、あいこちゃんが着ているパジャマの上着を思い切り破った。
じゅんきくんは、あいこちゃんの身体をグチョグチョになるまで犯していた。
ベッドルームで眠っていたアタシは、深夜1時頃に目覚めた。
ダンナはこの時、まだ帰宅をしていなかった。
たぶんダンナは…
工場長さんと一緒に、丸亀のガールズバーへ遊びに行っているから、夜更かしするかもしれない…
アタシは、下の浴室に行ってシャワーを浴びに行こうとしていた。
この時アタシは、あいこちゃんの部屋からじゅんきくんが恐ろしい声をあげていたのを聞いた。
アタシは、その場に立ちすくんでいた。
ウソ…
どうしてなの…
じゅんきくんとあいこちゃんが…
きょうだいでえげつないことをしている…
信じられない…
恐ろしくなったアタシは、サクラン状態におちいった。
2019年3月30日に再婚保留期間が明ける前に高松を出て、大阪で暮らしている友人の家に行こうと思っていた。
その時に武方さんがアタシの元にやって来て『お父さまは天国に行っても娘の花嫁姿を見たいと言っていることには変わりはないと言うてるから…』と言うて、アタシにもう一度再婚しなさいと言うた。
アタシは、再婚以外で人生のやり直しをすると決めていたのに、武方さんの都合でお見合いをトントン拍子で進めて、6度目のダンナ・章平さん(55歳)と再婚をすることになった。
章平さんの職業は、多度津にある四国化成の工場の現場責任者で、年収は400万円で収入は安定していて持ち家がある。
章平さんには、長男のじゅんきくん(20歳・大学生)と長女のあいこちゃん(19歳・短大生)のふたりの連れ子がいた。
武方さんはアタシに『オレンジタウンの家の問題を章平さんにお願いをした…』と言うてから、交通事故で亡くなった章平さんの奥さまの保険金の一部を使って問題を解決をしたことを伝えたのちに『恩返しをするために再婚をしなさい!!』と言われた。
アタシは、しぶしぶ婚姻届けに署名ナツインした。
章平さんは、ふたりの子供たちに対して『今度こそ本当の新しいお母さんが来てくれたから…家族で仲良く暮らして行こう…とし子さんは(5度目のお母さん)とは違ってとても優しいから大丈夫だよ…』と言うたけん、今度は大丈夫だろうとアタシは思った。
しかし、その一方で章平さんはじゅんきくんに『5度目のお母さんのことでイヤな思いをさせてごめんね…今度は大丈夫だから…』と言うて、前の奥さまのことをなじるだけなじっていたので、不安になっていた。
時は流れて…
2019年5月7日のことであった。
まんのう町吉野下にあるダンナ(以降、章平さんのことはダンナと記載します。)とアタシとふたりの連れ子が暮らしている大きめの一戸建ての家にて…
朝のダイニングのテーブルの上には、ツナサンド・コンソメスープ・スクランブルエッグ・グリーンサラダなどが並んでいた。
いつも通りの朝の食卓の風景だけど、家族はみな交わす言葉もなく静かに食事をしていた。
最初の1ヶ月は、家族みんながいろんなお話をしていたけど、ここ数日は家族間で目だった会話はなかった。
朝ごはんを食べ終えたじゅんきくんとあいこちゃんは、大学と短大に登校した。
「行ってきまーす。」
「行ってきまーす。」
「気を付けてね。」
じゅんきくんとあいこちゃんを見送った後、アタシはダイニングに戻って、食器の後片付けをしていた。
読みかけの四国新聞をヒザの上に置いたダンナは、アタシにこう言うた。
「とし子。」
「なあに?」
「オレ、今夜は工場長のお供で接待があるから…帰りは遅くなる。」
「ごはんは?」
「いい…オレ、そろそろ行く…」
ダンナは、いすの上に置かれていた手提げカバンを手にしたあと、工場に出勤した。
ダンナを見送ったアタシは、食器の後片付けを始めた。
5月7日の朝までは何事もなく家族がおだやかに過ごしていたけど、この日の夜を境にして家庭内の人間関係が少しずつおかしくなっていた。
しかも…
アタシは、深夜に響いた恐ろしい声のことをダンナにきちんと話さないといけないのに、それを放置していた。
この時から、家庭内はより深刻になっていた。
事件は、深夜11時過ぎに発生した。
白のブラウス1枚の姿のアタシは、ベッドルームでダンナの帰りを待っていた。
少し前に、アタシはのどがかわいていたので冷蔵庫の中に入っているらくれん牛乳をのんでからベッドルームに戻って、ひとりでぼんやりとしていた。
ベッドルームに戻って、しばらくして急に眠くなったので、アタシはそのまま眠った。
この時であった。
じゅんきくんがベッドルームの前にいた。
じゅんきくんは、アタシが眠っているのを確認したあと、自分の部屋へ戻った。
アタシがのんだ牛乳の中に、じゅんきくんが睡眠薬を混入していたことに気がつかずにアタシは牛乳をのんだので、兄妹間で発生した重大な問題を見逃した。
じゅんきくんは、あいこちゃんの部屋に忍びこんだ。
「お兄ちゃん。うう…」
じゅんきくんは、あいこちゃんの身体を思い切り押さえつけた。
「静かにしろ…声を出すな!!…オヤジとオフクロにはだまっていろ!!」
じゅんきくんは、あいこちゃんの口をガムテープを貼りつけた。
そして、あいこちゃんが着ているパジャマの上着を思い切り破った。
じゅんきくんは、あいこちゃんの身体をグチョグチョになるまで犯していた。
ベッドルームで眠っていたアタシは、深夜1時頃に目覚めた。
ダンナはこの時、まだ帰宅をしていなかった。
たぶんダンナは…
工場長さんと一緒に、丸亀のガールズバーへ遊びに行っているから、夜更かしするかもしれない…
アタシは、下の浴室に行ってシャワーを浴びに行こうとしていた。
この時アタシは、あいこちゃんの部屋からじゅんきくんが恐ろしい声をあげていたのを聞いた。
アタシは、その場に立ちすくんでいた。
ウソ…
どうしてなの…
じゅんきくんとあいこちゃんが…
きょうだいでえげつないことをしている…
信じられない…
恐ろしくなったアタシは、サクラン状態におちいった。