【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第25話
6月6日のことであった。
アタシは、空いている時間を利用して丸亀の救急病院へ行った。
じゅんきが今、どのようになっているのかを知りたいので、受け付けの人にお願いして入院病棟に行った。
じゅんきは、ICUで治療を続けていた。
じゅんきの体は、やせほそっていた。
アタシは…
何て言えばよいのか…
分からない…
病院を出たアタシは、JR丸亀駅に向かって歩いた。
この時、あいこちゃんの実母がアタシの前に突然現れた。
あいこちゃんの実母は、アタシに会うなり凄んだ声でアタシにこう言うた。
「あんたに話があるわよ!!ちょっとツラ貸しなさいよ!!」
アタシは、あいこちゃんの実母に言われるがままに丸亀城の城跡公園へ行った。
ところ変わって、丸亀城の天守閣広場にて…
天守閣広場には、アタシとあいこちゃんの実母しかいない。
周囲は緊迫した空気に包まれていた。
あいこちゃんの実母は、恐ろしい目で見つめながらアタシにこう言うた。
「あんた、よくもいらないことをしてくれたわね!!」
「いらないことって…じゅんきが入院している病院に行ったことがいらないことだと言うわけなの?」
「何でレイプ魔のじゅんきのお見舞いに行ったのかと聞いているのよ!?」
「レイプ魔のお見舞い…」
「キョトンとした顔で言わないでよ!!じゅんきはあの日、土器川の河川敷でやみ討ちに遭ったけど、あいこをシツヨウに犯したからジゴウジトクなのよ!!」
「ジゴウジトク…」
「そうよ!!」
「どうして、そんなことを言うのよぉ~」
あいこちゃんの実母は、なおも怖い目付きでアタシにすごんで行った。
「じゅんきは、事件のあった日に合コンに行ってたのよ…丸亀市内の居酒屋で合コンに行って、帰り道に同じ大学の男子学生とひとりの女のコをめぐってドカバキの大ゲンカを起こしたのよ!!じゅんきは、同じ大学の男子学生から恨まれたのよ!!」
「もしかしたら、同じ大学の学生が容疑者だと言いたいのかしら…そのように言える根拠はあるのかしら?」
「あるから言ってるのよ!!そのうち、香川県警が大学を捜査するかもしれないわよ!!」
「よくわからないけど…」
あいこちゃんの実母は、アタシにこう言うて凄んだ。
「とし子さん…長生きしたいのであれば、じゅんきが入院をしている病院の周辺をウロウロしないでよ!!あんたがウロウロをしているところを今度目撃したら…生きて帰れないと思いなさい…いいわね!!」
あいこちゃんの実母は、アタシに対して思い切り凄んだ後、アタシの前から立ち去った。
どういうことかしら…
じゅんきが入院をしている病院の周辺をウロウロしたら…
困ることでもあると言うのかしら…
アタシは、頭がサクラン状態におちいった。
夕方6時頃のことであった。
アタシは、デリヘル店の女のコの待機部屋にいて、出番を待っていた。
白のブラジャー・ショーツ姿のアタシは、鏡に向かって、メイク落としをコットンにしみこませて、顔についているメイクを落としていた。
アタシは、メイクを落とした顔を鏡に写して見つめながらこんなことを思っていた。
あいこちゃんの実母は…
何の根拠があって…
アタシに病院の周辺をウロウロしないでと言ったのか…
わけがわからないわ…
あいこちゃんの実母は、多度津の桃綾公園でひとりぼっちでいたダンナに鋭利な刃物を向けて向かっていった事件を起こした。
もしかしたら、あいこちゃんの実母は娘のカタキを討つつもりでいたのかもしれない…
あいこちゃんの実母のあの目付きは…
ジンジョウじゃないわ…
真っ赤な目をして、アタシをにらみつけていた…
…と言うことは…
危ないかもしれないわ…
アタシの不安は、極度に達していた。
そしてとうとう、イヤな予感が的中した。
アタシが恐れていた恐ろしい事件が発生した。
アタシは、空いている時間を利用して丸亀の救急病院へ行った。
じゅんきが今、どのようになっているのかを知りたいので、受け付けの人にお願いして入院病棟に行った。
じゅんきは、ICUで治療を続けていた。
じゅんきの体は、やせほそっていた。
アタシは…
何て言えばよいのか…
分からない…
病院を出たアタシは、JR丸亀駅に向かって歩いた。
この時、あいこちゃんの実母がアタシの前に突然現れた。
あいこちゃんの実母は、アタシに会うなり凄んだ声でアタシにこう言うた。
「あんたに話があるわよ!!ちょっとツラ貸しなさいよ!!」
アタシは、あいこちゃんの実母に言われるがままに丸亀城の城跡公園へ行った。
ところ変わって、丸亀城の天守閣広場にて…
天守閣広場には、アタシとあいこちゃんの実母しかいない。
周囲は緊迫した空気に包まれていた。
あいこちゃんの実母は、恐ろしい目で見つめながらアタシにこう言うた。
「あんた、よくもいらないことをしてくれたわね!!」
「いらないことって…じゅんきが入院している病院に行ったことがいらないことだと言うわけなの?」
「何でレイプ魔のじゅんきのお見舞いに行ったのかと聞いているのよ!?」
「レイプ魔のお見舞い…」
「キョトンとした顔で言わないでよ!!じゅんきはあの日、土器川の河川敷でやみ討ちに遭ったけど、あいこをシツヨウに犯したからジゴウジトクなのよ!!」
「ジゴウジトク…」
「そうよ!!」
「どうして、そんなことを言うのよぉ~」
あいこちゃんの実母は、なおも怖い目付きでアタシにすごんで行った。
「じゅんきは、事件のあった日に合コンに行ってたのよ…丸亀市内の居酒屋で合コンに行って、帰り道に同じ大学の男子学生とひとりの女のコをめぐってドカバキの大ゲンカを起こしたのよ!!じゅんきは、同じ大学の男子学生から恨まれたのよ!!」
「もしかしたら、同じ大学の学生が容疑者だと言いたいのかしら…そのように言える根拠はあるのかしら?」
「あるから言ってるのよ!!そのうち、香川県警が大学を捜査するかもしれないわよ!!」
「よくわからないけど…」
あいこちゃんの実母は、アタシにこう言うて凄んだ。
「とし子さん…長生きしたいのであれば、じゅんきが入院をしている病院の周辺をウロウロしないでよ!!あんたがウロウロをしているところを今度目撃したら…生きて帰れないと思いなさい…いいわね!!」
あいこちゃんの実母は、アタシに対して思い切り凄んだ後、アタシの前から立ち去った。
どういうことかしら…
じゅんきが入院をしている病院の周辺をウロウロしたら…
困ることでもあると言うのかしら…
アタシは、頭がサクラン状態におちいった。
夕方6時頃のことであった。
アタシは、デリヘル店の女のコの待機部屋にいて、出番を待っていた。
白のブラジャー・ショーツ姿のアタシは、鏡に向かって、メイク落としをコットンにしみこませて、顔についているメイクを落としていた。
アタシは、メイクを落とした顔を鏡に写して見つめながらこんなことを思っていた。
あいこちゃんの実母は…
何の根拠があって…
アタシに病院の周辺をウロウロしないでと言ったのか…
わけがわからないわ…
あいこちゃんの実母は、多度津の桃綾公園でひとりぼっちでいたダンナに鋭利な刃物を向けて向かっていった事件を起こした。
もしかしたら、あいこちゃんの実母は娘のカタキを討つつもりでいたのかもしれない…
あいこちゃんの実母のあの目付きは…
ジンジョウじゃないわ…
真っ赤な目をして、アタシをにらみつけていた…
…と言うことは…
危ないかもしれないわ…
アタシの不安は、極度に達していた。
そしてとうとう、イヤな予感が的中した。
アタシが恐れていた恐ろしい事件が発生した。