【女の事件】とし子の悲劇・２～ソドムの花嫁

第３話

多肥上町の済生会病院に救急搬送された母子は、ほのかさんとほのかさんとゆうさくさんの赤ちゃんであった。

ほのかさんは、男二人にシツヨウにレイプされた後にボロボロに傷ついた際に脳挫傷を起こして心肺停止の状態におちいた。

緊急オペが必要なのに、執刀医のわがままが原因で緊急オペが遅れたので、帰らぬ人となった。

赤ちゃんも、脱水症を起こして危険な状態におちいっていた。

懸命な治療に関わらず、赤ちゃんも帰らぬ人になった。

しゅうさくさんは、脳外科の担当者から亡くなった母子はゆうさくさんの妻のほのかさんとふたりの赤ちゃんであることが伝えられた時、ひどく動揺をしていた。

たいへんだ…

担当をしている男性患者さんの生命が危機的におちいっている時に…

ほのかさんと赤ちゃんが…

レイプ事件に巻き込まれて亡くなった…

ほのかさんの弟さんも、トンネルに置き去りにされて亡くなった…

こんな時に…

ゆうさくは何をしているのだ…

しゅうさくさんのイライラが極度に達していたので、外科部長から帰宅をするように言わた。

ところ変わって、さぬき市造田是弘(ぞうたこれひろ)のオレンジタウンにあるしゅうさくさんたちの家にて…

しゅうさくさんは、イライラしながらゆうさくさんのケータイに電話をかけているが、電話がつながらないのでガチャーン!!と電話を切った。

朝９時過ぎのことであった。

アタシは、赤茶色のバッグと500ミリリットル缶のアサヒスーパードライ２本とあげたてのフライドチキンと日清カップヌードルのビッグサイズが入っているレジ袋を持って、疲れた表情で帰宅した。

ダンナ(しゅうさくさん)は、疲れて帰ってきたアタシに『一晩中、どこまで遊び回っていたのだ!?』とアタシに怒鳴りつけた。

アタシは、バッグとレジ袋をテーブルの上に置いた後、大きくため息をついた。

ダンナはアタシに『何や!!大きくため息をついてしんどそうにするな!!』と怒鳴りつけたので、アタシは泣きそうな声で言い返した。

「何なのよあんたは!!アタシは昨日の朝から一晩中バイトをしていたからクタクタになっているのよ!!それなのに、なんでアタシを怒鳴りつけるのよ!!アタシにどんな落ち度があると言いたいのよ!!」
「何や!!その言いぐさは!!それがテイシュに向かって言う言葉か!?」

ダンナの言葉にカチンと来たアタシは、ブチキレを起こした。

「アタシはほのかさんが家庭のことを全部しているから、外へ出て働いているのよ!!何なのよ一体もう!!あんた、前の嫁さんにも気に入らんことがあったら暴力ふるっていたみたいね!!アタシ、もうイヤ!!この家にいたら、いつか殺されてしまうわ!!」
「だまれ!!」

(ピシャッ!!ピシャッ!!)

アタシの言葉にキレたダンナは、アタシの顔を平手打ちで思い切り叩いた。

「何なのよあんたは一体!!むしゃくしゃしていたら、アタシの顔を叩いてうさを晴らすのね!!あんたは虫ケラ以下のクソバカでサイテーよ!!弱虫!!」

ダンナは、アタシの右腕をぐいと思い切り引っ張って、布団をしいている部屋に連れて行った。

そして、アタシを押し倒して、身体を思い切りおさえつけた。

「何をするのよ!!やめて!!」

(ビリビリビリビリ!!)

ダンナは、アタシが着ていた白のブラウスを思い切りやぶった後、ラベンダーのブラジャーを思い切りちぎった。

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

アタシは、ダンナからシツヨウにレイプされて、心身共にボロボロに傷ついた。

サイアク…

こんなことになるのであれば…

再婚なんかするのじゃなかった…

もうイヤ…

離婚したい…