【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第34話
日付が変わって、2月4日の深夜0時半過ぎのことであった。
現場は、徳島県阿波市阿波町引地(ひきじ)の山中にて…
「助けてくれ…オバステはイヤだ!!オバステはイヤだ!!」
泣いていたのは、章平の父親であった。
「ふざけるなよ!!23歳の時にオレとカノジョの結婚を止めたのだからな!!ここがオドレのオバステ山や!!」
「こうきと好きだったカノジョを別れさせたのだから…あなたはここで終わるのよ…残念ね…」
こうきとキャバの女のコは、章平の父親を置き去りにして山を下りた。
この時間帯の現場の気温は-1度となっていたので、章平の父親は一晩中凍えた後に亡くなった。
それから9時間後に、章平の父親は徳島県警の刑事たちに発見されたが一晩中凍えた後に亡くなっていた。
章平の父親は、担架に運ばれて徳島県警のヘリコプターで阿波市内の警察署に運ばれた。
その頃章平は、無断欠勤が続いたので、ダラクした。
章平は、工場の金庫をこじ開けて、現金や小切手や約束手形に工場の従業員さんたちで集めた積み立て預金の通帳印鑑と取引先の会社の個人情報のリストを抜き取った後、逃げ出した。
工場の朝礼が終わって、工場長さんが事務所に戻って来た時であった。
金庫扉が開いていたのを見た社長さんは、オタオタしていた。
その頃であった。
アタシは、夜通しでローソンのバイトをしていた。
明け方に、クタクタに疲れて宮脇町のマンスリーマンションに帰ってきた。
テーブルの上に、赤茶色のバッグと500ミリリットル缶のアサヒスーパードライ3つとレンジで温めて食べるけんちんうどんが入っているレジ袋を置いた後、着ていたボブソンのジーンズとレモン色のTシャツを脱いだ後、ざぶとんに座った。
ざぶとんに座ったアタシは、Tシャツの下に着ていたインナーを脱いで、黒のブラジャー・ショーツ姿になった。
テーブルの上に置かれているレジ袋から、缶ビールをひとつ取り出して、フタを開けてビールをごくごくとのんでいた。
ここ数日の間、アタシの気持ちは半分ウツ状態になっていた。
章平は、勤務先の段ボール工場を無断欠勤を続けた揚げ句に、帳簿に大穴をあけて逃げた…
章平の父親は、オバステ山で亡くなった…
こうきとキャバの女は、章平の父親をオバステ山に置き去りにした後、家の権利書を持ち出して逃げた…
たぶん、こうきとキャバの女は今頃高松空港か岡山空港にいて、インチョンか台湾経由で海外のどこかへ逃げると思う…
いよいよ、危なくなるかもしれない…
けれど、アタシにはカンケーないわ…
アホみたい…
そう思っている時であった。
アタシのスマホに電話がかかってきたので、電話に出てみた。
電話は、武方さんからであった。
「もしもし…あのね、アタシはしんどいのよ…何なのよ一体もう…こらえてよ…」
この時、こうきとキャバの女のコが高松駅から関西国際空港行きの高速バスに乗って逃げたと言う知らせが入った。
その頃であった。
こうきとキャバの女のコが乗っているバスは、10時半頃に鳴門西のバス停に停車した。
この時、バスに乗っていた香川・徳島の両県警の刑事たち20人に取り押さえられた。
たぶん…
章平も、ケーサツとやくざに追われているから…
もう逃げ場は、ないみたいね…
大きな決断を下したアタシは、再び坂出へ行くことにした。
現場は、徳島県阿波市阿波町引地(ひきじ)の山中にて…
「助けてくれ…オバステはイヤだ!!オバステはイヤだ!!」
泣いていたのは、章平の父親であった。
「ふざけるなよ!!23歳の時にオレとカノジョの結婚を止めたのだからな!!ここがオドレのオバステ山や!!」
「こうきと好きだったカノジョを別れさせたのだから…あなたはここで終わるのよ…残念ね…」
こうきとキャバの女のコは、章平の父親を置き去りにして山を下りた。
この時間帯の現場の気温は-1度となっていたので、章平の父親は一晩中凍えた後に亡くなった。
それから9時間後に、章平の父親は徳島県警の刑事たちに発見されたが一晩中凍えた後に亡くなっていた。
章平の父親は、担架に運ばれて徳島県警のヘリコプターで阿波市内の警察署に運ばれた。
その頃章平は、無断欠勤が続いたので、ダラクした。
章平は、工場の金庫をこじ開けて、現金や小切手や約束手形に工場の従業員さんたちで集めた積み立て預金の通帳印鑑と取引先の会社の個人情報のリストを抜き取った後、逃げ出した。
工場の朝礼が終わって、工場長さんが事務所に戻って来た時であった。
金庫扉が開いていたのを見た社長さんは、オタオタしていた。
その頃であった。
アタシは、夜通しでローソンのバイトをしていた。
明け方に、クタクタに疲れて宮脇町のマンスリーマンションに帰ってきた。
テーブルの上に、赤茶色のバッグと500ミリリットル缶のアサヒスーパードライ3つとレンジで温めて食べるけんちんうどんが入っているレジ袋を置いた後、着ていたボブソンのジーンズとレモン色のTシャツを脱いだ後、ざぶとんに座った。
ざぶとんに座ったアタシは、Tシャツの下に着ていたインナーを脱いで、黒のブラジャー・ショーツ姿になった。
テーブルの上に置かれているレジ袋から、缶ビールをひとつ取り出して、フタを開けてビールをごくごくとのんでいた。
ここ数日の間、アタシの気持ちは半分ウツ状態になっていた。
章平は、勤務先の段ボール工場を無断欠勤を続けた揚げ句に、帳簿に大穴をあけて逃げた…
章平の父親は、オバステ山で亡くなった…
こうきとキャバの女は、章平の父親をオバステ山に置き去りにした後、家の権利書を持ち出して逃げた…
たぶん、こうきとキャバの女は今頃高松空港か岡山空港にいて、インチョンか台湾経由で海外のどこかへ逃げると思う…
いよいよ、危なくなるかもしれない…
けれど、アタシにはカンケーないわ…
アホみたい…
そう思っている時であった。
アタシのスマホに電話がかかってきたので、電話に出てみた。
電話は、武方さんからであった。
「もしもし…あのね、アタシはしんどいのよ…何なのよ一体もう…こらえてよ…」
この時、こうきとキャバの女のコが高松駅から関西国際空港行きの高速バスに乗って逃げたと言う知らせが入った。
その頃であった。
こうきとキャバの女のコが乗っているバスは、10時半頃に鳴門西のバス停に停車した。
この時、バスに乗っていた香川・徳島の両県警の刑事たち20人に取り押さえられた。
たぶん…
章平も、ケーサツとやくざに追われているから…
もう逃げ場は、ないみたいね…
大きな決断を下したアタシは、再び坂出へ行くことにした。