【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第39話
8月11日の朝方、阿南市内の警察署から家に電話がかかってきて、ひろつぐさんが警察署の生活安全課に保護されたと言う知らせを聞いた。
アタシとダンナとダンナの両親は、警察署へ行った。
阿南市内の警察署にて…
ひろつぐさんは、ボロボロに傷ついた状態でヨレヨレになって国道55号線を歩いていた時に、通りかかった警察官によって保護された。
一緒にいた若い女性は亡くなったので霊安室に安置されていた。
女性の父親と兄夫婦は、霊安室で亡き娘と無言の対面となった。
ああ…
どうしましょう…
アタシの頭が大パニックを起こしていた時に、70代後半の男性がリーダーで50代~70代の男女8人で構成されたグループがアタシたち家族の元にやって来た。
グループは、ひろつぐさんが経営しているIT会社に出資したグループで、配当金を受け取っていないことに腹を立てていた。
アタシたち家族は、ものすごく困り果てた。
一体どう言うことなの…
アタシは、ますますわけが分からなくなった。
それから2時間後に、アタシたち家族はひろつぐさんを家に連れて帰ったが、家に帰って早々に大ゲンカになった。
ひろみちさんは、今回の問題のことを聞いておかんむりになっていたので、ひろつぐをどうにかしろと両親に当たり散らした。
「サイアクだ!!こんなことになるのは最初から分かっていた…ひろつぐが会社を興したいとわめき散らしていたのを何で止めなかった!!オラオヤジ!!何とか言え!!」
ひろみちさんの言葉に対して、義父は『悪かったよぉ…』といじけた声で言うたから、言ますます怒りが高まった。
「そう思うのだったら、ひろつぐを施設に入れるなりして、始末せえよ!!」
「あなたやめて!!」
「とし子は入ってくるな!!」
「あなた、落ち着いてよ!!」
アタシとひろみちさんが怒鳴り合ってた時に、端で聞いていた義母が『やめてちょうだい!!』と思い切り怒った。
「ひろつぐが経営している会社がブラック会社のレッテルを貼られたその上に、出資してくださったみなさまに支払う配当金が1円もない…大株主のBさんの怒りがひどいので、どうすることもできないわ…とし子さん!!」
「えっ?」
「えっじゃないわよ!!今回の問題は、あなたにもあるのよも!!」
「ちょっと待ってください!!それはどういうわけなのですか!?」
「てつやさんが家を出たまま行方不明になっていることをどうしてアタシたち家族に知らせなかったのよ!?」
「アタシは知りません!!」
「いいわけばかりを並べないでちょうだい!!てつやさんのお母さまが激怒していたわよ!!あんたもブラック会社の社長とグルになって、てつやさんを押さえつけたから、何らかの形で責任を取ってちょうだい!!」
義母はアタシにきつい声で言うたあと『こんなことになるのであれば、ひろみちに嫁を迎えるのじゃなかった…探し回って見つけたのに、こんなやらしい女しかいなかったので、サイアクだわ!!』と言うて泣いた。
アタシは義母から『ひろつぐとグルになったやらしい女』とボロクソ言われたので、はらわたが煮えくり返った。
何なのよ一体!!
もうだめ!!
がまんの限界が来たわ!!
何らか形で責任とってと言うのであれば…
離婚するわよ!!
アタシとダンナとダンナの両親は、警察署へ行った。
阿南市内の警察署にて…
ひろつぐさんは、ボロボロに傷ついた状態でヨレヨレになって国道55号線を歩いていた時に、通りかかった警察官によって保護された。
一緒にいた若い女性は亡くなったので霊安室に安置されていた。
女性の父親と兄夫婦は、霊安室で亡き娘と無言の対面となった。
ああ…
どうしましょう…
アタシの頭が大パニックを起こしていた時に、70代後半の男性がリーダーで50代~70代の男女8人で構成されたグループがアタシたち家族の元にやって来た。
グループは、ひろつぐさんが経営しているIT会社に出資したグループで、配当金を受け取っていないことに腹を立てていた。
アタシたち家族は、ものすごく困り果てた。
一体どう言うことなの…
アタシは、ますますわけが分からなくなった。
それから2時間後に、アタシたち家族はひろつぐさんを家に連れて帰ったが、家に帰って早々に大ゲンカになった。
ひろみちさんは、今回の問題のことを聞いておかんむりになっていたので、ひろつぐをどうにかしろと両親に当たり散らした。
「サイアクだ!!こんなことになるのは最初から分かっていた…ひろつぐが会社を興したいとわめき散らしていたのを何で止めなかった!!オラオヤジ!!何とか言え!!」
ひろみちさんの言葉に対して、義父は『悪かったよぉ…』といじけた声で言うたから、言ますます怒りが高まった。
「そう思うのだったら、ひろつぐを施設に入れるなりして、始末せえよ!!」
「あなたやめて!!」
「とし子は入ってくるな!!」
「あなた、落ち着いてよ!!」
アタシとひろみちさんが怒鳴り合ってた時に、端で聞いていた義母が『やめてちょうだい!!』と思い切り怒った。
「ひろつぐが経営している会社がブラック会社のレッテルを貼られたその上に、出資してくださったみなさまに支払う配当金が1円もない…大株主のBさんの怒りがひどいので、どうすることもできないわ…とし子さん!!」
「えっ?」
「えっじゃないわよ!!今回の問題は、あなたにもあるのよも!!」
「ちょっと待ってください!!それはどういうわけなのですか!?」
「てつやさんが家を出たまま行方不明になっていることをどうしてアタシたち家族に知らせなかったのよ!?」
「アタシは知りません!!」
「いいわけばかりを並べないでちょうだい!!てつやさんのお母さまが激怒していたわよ!!あんたもブラック会社の社長とグルになって、てつやさんを押さえつけたから、何らかの形で責任を取ってちょうだい!!」
義母はアタシにきつい声で言うたあと『こんなことになるのであれば、ひろみちに嫁を迎えるのじゃなかった…探し回って見つけたのに、こんなやらしい女しかいなかったので、サイアクだわ!!』と言うて泣いた。
アタシは義母から『ひろつぐとグルになったやらしい女』とボロクソ言われたので、はらわたが煮えくり返った。
何なのよ一体!!
もうだめ!!
がまんの限界が来たわ!!
何らか形で責任とってと言うのであれば…
離婚するわよ!!