【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第40話
アタシは、ひろみちの家からきついイカクを受けて、ひどく傷ついたので、また家出をすることになった。
アタシは、着替えとメイク道具がギッシリと詰まっているボストンバッグと財布とスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って、JR牟岐線と特急うずしおを乗り継いで再び高松へ逃げることにした。
今回は、アタシの再婚保留期間があと20日残っていたので再入籍はしていないが、ひろみちがダンナであった事実は残る。
アタシは…
誰のために結婚をしたのか…
亡き父の自己満足にしか過ぎない…
武方さんは一体、何を考えているのかしら…
アタシの父と、どんな関係があるのよ…
アタシは、武方さんに対する怒りがますます高まった。
8月13日より、アタシは再び高松で一人暮らしを始めた。
アタシは、再び宮脇町のマンスリーマンションにて一人暮らしを始めた。
バイトは、浜ノ町のレクサス(自動車販売店)でフロアと水回りの清掃のお仕事と昭和町のサークルKをかけもちで働くことにした。
アタシは、ひろみちの家からひろつぐさんをブラック会社の社長に仕立てたこととてつやさんが行方不明になっていることに加えて、ひろみちが入籍できない原因をひろつぐさんとやらしい関係を持っていたと決めつけてアタシを追い出したので、アタシは激怒していた。
8月14日に、ひろみちは両親の言いなりでお母さまの知人夫婦からの紹介で35歳の事務職の女性のさおりさんとお見合いした。
そして、お見合いから5日後の8月19日にさおりさんはひろみちの家に入籍した。
8月19日に、阿南市の市役所で婚姻届けの手続きを済ませたひろみちとさおりさんを見て、ひろみちの両親は『きちんとしたお嫁さんが来たので、わが家に平和がやって来たわ。』とホクホクした表情を浮かべた。
9月1日のことであった。
この日、アタシの再婚保留期間が満了したので、武方さんは才見町のひろみちの家に婚姻届けの書面を持ってやって来た。
武方さんは、アタシとひろみちの入籍の手続きを取るために署名をしてほしいとお願いした。
ひろみちのお母さまは『もうだめです!!』と言うたので、トラブった。
「他のお嫁さんと入籍をしたからもうダメだなんて、どういうことなのですか!?」
「どういうことって、ひろみちはちがう女性と結婚したいと言うたので、とし子さんを追いだしました!!それだけのことよ…あなたは非常識きわまりないわね!!」
「だから、再婚をしたい女性が再び入籍をするためには、離婚してから6ヶ月が経過しないとできないと言う法律…」
「法律のことなんか知らないわよ!!そんなことよりも、とし子さんがひろつぐとやらしい関係を持っていたことが原因でひろつぐがブラック会社の社長になったのよ!!とし子さんのせいで、てつやさんが行方不明になったのよ!!今回のことは、とし子さんが100パーセント悪いのです!!」
「とし子さんは、そんな悪いコじゃないのだよぅ…」
「あんたがとし子さんをヨウゴするのであれば、ケーサツへ行って、とし子さんとひろつぐをカンツー罪で刑事告訴します!!」
「とし子さんを刑事告訴するだと!!」
「ええ、その通りよ!!とし子さんがひろつぐに色目を使ってひろみちをないがしろにした…それだけじゃないわよ!!とし子さんはアタシの主人にもやらしいことをしたし、近所の家のご主人までつまみ食いをした…サイアクだわ!!…さおりさんは35歳までがまんして出会いの時期を待っていたのよ…さおりさんは優しいし、お料理も上手で、ひろみちのことをきちんと理解ができる…申し分のないお嫁さんよ…(表情が優しいからきつい表情に変わりまして…)それにひきかえ、とし子さんはやらしい女ねぇ…お父さまがバカだから娘もバカ…お兄さんたちはお父さま以上にバカだから、妹がバカなのよ…ねえさおりさん…さおりさんはいいコいいコ…素直でいいコ…」
ひろみちのお母さまは、さおりさんにはニコニコした表情で言うた後、再びアタシのことをボロクソに言いまくった。
たまりかねた武方さんは、激怒した。
「あんたら!!いいかげんにしなさいよ!!とし子さんを刑事告訴してどうしたいのですか!?」
「うちらのすることに口出ししないで!!武方さん、とし子さんに伝えてちょうだい!!あなたは明日からいばら道を歩くのよと伝えておきなさい!!」
ブチキレた武方さんは、家から飛び出して行った。
その日の夜9時前のことであった。
武方さんは、アタシがバイトをしている昭和町のサークルKにやって来た。
武方さんは、ひろみちのお母さまがアタシをカンツー罪で刑事告訴すると伝えたが、アタシは『訴えるなら訴えなさいよ!!いつでも受けて立つわよ!!』と激怒した。
アタシは、ゴミ箱の整理をしながら武方さんにこう言うた。
「あのね武方さん、アタシはひろみちの家から悪者にされて追い出されたから、ひろみちの家と仲直りしないから…アタシはもう再婚したくないのよ…再婚したくないのにあんたが亡くなった父のことを出したから話がややこしくなったのよ!!あんたね、へらみ(よそみ)ばかりしないでアタシの目をみて物を言うてよ!!」
「とし子さん、こっちは困っているのだよ…きのう、とし子さんの再婚保留期間が満了をしたから、今日ひろみちさんの家に婚姻届けの書面を持って行ったら、突然突き返された上に、とし子さんをカンツー罪で刑事告訴すると言うたのだよ…とし子さん、あんまりだとは思わないのかね。」
武方さんの言葉に対して、アタシはこう言い返した。
「そんなことはどーでもいいわよ…バカみたいだわ…アタシね、一定のおカネがたまったら、北国に行こうと思っているのよ…アタシは誰のために再婚をしたのか分からないわよ!!」
「誰のために再婚って…とし子さんが幸せになるための再婚じゃないのかな…」
「はぐいたらしいおっさんね!!アタシはもう再婚なんかしたくないのよ!!女の幸せは結婚をして赤ちゃんを産むことだけしかないの!?結婚ができない女性は幸せになれないと言いたいのかしら!?」
「そんなことは言うてないよぉ…」
「やかましいわねダンソンジョヒ魔!!!!」
「とし子さん、とし子さんはこのままでいいのかな?」
「刑事告訴したいのであれば刑事告訴しなさいよ!!アタシは受けて立つわよ!!メイヨキソン罪になることを覚悟でやるなんて、ムボー過ぎるわよ!!とアタシは下らないケンカに付き合うなんてまっぴらごめんだわ!!」
「とし子さん、このままだと本当にケーサツから呼び出されるのだよ。」
「あんたね、下らないケンカに首を突っ込まないでよ!!アタシは、下らないケンカに巻き込まれるのはまっぴらゴメンだわ!!」
「とし子さん。」
「アタシはね、最初から結婚をする資格なんかなかったのよ!!」
「結婚をする資格がないって、どうして決めつけるのかな?」
「はぐいたらしいわねダンソンジョヒ魔!!そんなことよりもアタシはバイト中で忙しいのよ!!そんな時にふらりと来てアタシの仕事の手を止めたからもう許さないわよ!!今から知人の組長に電話しに行くから…逃げないで!!」
思い切り怒っているアタシは、スマホを取り出して、知人の組長に電話をした。
武方さんは、恐れをなしてその場から逃げ出した。
アタシは、着替えとメイク道具がギッシリと詰まっているボストンバッグと財布とスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って、JR牟岐線と特急うずしおを乗り継いで再び高松へ逃げることにした。
今回は、アタシの再婚保留期間があと20日残っていたので再入籍はしていないが、ひろみちがダンナであった事実は残る。
アタシは…
誰のために結婚をしたのか…
亡き父の自己満足にしか過ぎない…
武方さんは一体、何を考えているのかしら…
アタシの父と、どんな関係があるのよ…
アタシは、武方さんに対する怒りがますます高まった。
8月13日より、アタシは再び高松で一人暮らしを始めた。
アタシは、再び宮脇町のマンスリーマンションにて一人暮らしを始めた。
バイトは、浜ノ町のレクサス(自動車販売店)でフロアと水回りの清掃のお仕事と昭和町のサークルKをかけもちで働くことにした。
アタシは、ひろみちの家からひろつぐさんをブラック会社の社長に仕立てたこととてつやさんが行方不明になっていることに加えて、ひろみちが入籍できない原因をひろつぐさんとやらしい関係を持っていたと決めつけてアタシを追い出したので、アタシは激怒していた。
8月14日に、ひろみちは両親の言いなりでお母さまの知人夫婦からの紹介で35歳の事務職の女性のさおりさんとお見合いした。
そして、お見合いから5日後の8月19日にさおりさんはひろみちの家に入籍した。
8月19日に、阿南市の市役所で婚姻届けの手続きを済ませたひろみちとさおりさんを見て、ひろみちの両親は『きちんとしたお嫁さんが来たので、わが家に平和がやって来たわ。』とホクホクした表情を浮かべた。
9月1日のことであった。
この日、アタシの再婚保留期間が満了したので、武方さんは才見町のひろみちの家に婚姻届けの書面を持ってやって来た。
武方さんは、アタシとひろみちの入籍の手続きを取るために署名をしてほしいとお願いした。
ひろみちのお母さまは『もうだめです!!』と言うたので、トラブった。
「他のお嫁さんと入籍をしたからもうダメだなんて、どういうことなのですか!?」
「どういうことって、ひろみちはちがう女性と結婚したいと言うたので、とし子さんを追いだしました!!それだけのことよ…あなたは非常識きわまりないわね!!」
「だから、再婚をしたい女性が再び入籍をするためには、離婚してから6ヶ月が経過しないとできないと言う法律…」
「法律のことなんか知らないわよ!!そんなことよりも、とし子さんがひろつぐとやらしい関係を持っていたことが原因でひろつぐがブラック会社の社長になったのよ!!とし子さんのせいで、てつやさんが行方不明になったのよ!!今回のことは、とし子さんが100パーセント悪いのです!!」
「とし子さんは、そんな悪いコじゃないのだよぅ…」
「あんたがとし子さんをヨウゴするのであれば、ケーサツへ行って、とし子さんとひろつぐをカンツー罪で刑事告訴します!!」
「とし子さんを刑事告訴するだと!!」
「ええ、その通りよ!!とし子さんがひろつぐに色目を使ってひろみちをないがしろにした…それだけじゃないわよ!!とし子さんはアタシの主人にもやらしいことをしたし、近所の家のご主人までつまみ食いをした…サイアクだわ!!…さおりさんは35歳までがまんして出会いの時期を待っていたのよ…さおりさんは優しいし、お料理も上手で、ひろみちのことをきちんと理解ができる…申し分のないお嫁さんよ…(表情が優しいからきつい表情に変わりまして…)それにひきかえ、とし子さんはやらしい女ねぇ…お父さまがバカだから娘もバカ…お兄さんたちはお父さま以上にバカだから、妹がバカなのよ…ねえさおりさん…さおりさんはいいコいいコ…素直でいいコ…」
ひろみちのお母さまは、さおりさんにはニコニコした表情で言うた後、再びアタシのことをボロクソに言いまくった。
たまりかねた武方さんは、激怒した。
「あんたら!!いいかげんにしなさいよ!!とし子さんを刑事告訴してどうしたいのですか!?」
「うちらのすることに口出ししないで!!武方さん、とし子さんに伝えてちょうだい!!あなたは明日からいばら道を歩くのよと伝えておきなさい!!」
ブチキレた武方さんは、家から飛び出して行った。
その日の夜9時前のことであった。
武方さんは、アタシがバイトをしている昭和町のサークルKにやって来た。
武方さんは、ひろみちのお母さまがアタシをカンツー罪で刑事告訴すると伝えたが、アタシは『訴えるなら訴えなさいよ!!いつでも受けて立つわよ!!』と激怒した。
アタシは、ゴミ箱の整理をしながら武方さんにこう言うた。
「あのね武方さん、アタシはひろみちの家から悪者にされて追い出されたから、ひろみちの家と仲直りしないから…アタシはもう再婚したくないのよ…再婚したくないのにあんたが亡くなった父のことを出したから話がややこしくなったのよ!!あんたね、へらみ(よそみ)ばかりしないでアタシの目をみて物を言うてよ!!」
「とし子さん、こっちは困っているのだよ…きのう、とし子さんの再婚保留期間が満了をしたから、今日ひろみちさんの家に婚姻届けの書面を持って行ったら、突然突き返された上に、とし子さんをカンツー罪で刑事告訴すると言うたのだよ…とし子さん、あんまりだとは思わないのかね。」
武方さんの言葉に対して、アタシはこう言い返した。
「そんなことはどーでもいいわよ…バカみたいだわ…アタシね、一定のおカネがたまったら、北国に行こうと思っているのよ…アタシは誰のために再婚をしたのか分からないわよ!!」
「誰のために再婚って…とし子さんが幸せになるための再婚じゃないのかな…」
「はぐいたらしいおっさんね!!アタシはもう再婚なんかしたくないのよ!!女の幸せは結婚をして赤ちゃんを産むことだけしかないの!?結婚ができない女性は幸せになれないと言いたいのかしら!?」
「そんなことは言うてないよぉ…」
「やかましいわねダンソンジョヒ魔!!!!」
「とし子さん、とし子さんはこのままでいいのかな?」
「刑事告訴したいのであれば刑事告訴しなさいよ!!アタシは受けて立つわよ!!メイヨキソン罪になることを覚悟でやるなんて、ムボー過ぎるわよ!!とアタシは下らないケンカに付き合うなんてまっぴらごめんだわ!!」
「とし子さん、このままだと本当にケーサツから呼び出されるのだよ。」
「あんたね、下らないケンカに首を突っ込まないでよ!!アタシは、下らないケンカに巻き込まれるのはまっぴらゴメンだわ!!」
「とし子さん。」
「アタシはね、最初から結婚をする資格なんかなかったのよ!!」
「結婚をする資格がないって、どうして決めつけるのかな?」
「はぐいたらしいわねダンソンジョヒ魔!!そんなことよりもアタシはバイト中で忙しいのよ!!そんな時にふらりと来てアタシの仕事の手を止めたからもう許さないわよ!!今から知人の組長に電話しに行くから…逃げないで!!」
思い切り怒っているアタシは、スマホを取り出して、知人の組長に電話をした。
武方さんは、恐れをなしてその場から逃げ出した。