【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第41話
9月2日のことであった。
阿南市才見町の家に、ひろつぐが経営していたIT会社に出資金を出していたグループのみなさまが来ていた。
ひろつぐが経営していたIT会社は、事実上廃業となった。
出資してくださったみなさまにおカネを返すために、お母さまは鷲敷(わじき・那賀町)の本家の家にお願いをしてお金の調達をした。
ひろみちのお母さまは、出資者のグループのみなさまに紫色の風呂敷包みを出してから『あとはみなさまで平等に分けてください…』と言うておカネを返した。
出資金の問題は何とか解決をしたが、会社経営を断念したひろつぐは、新野町(あらたのまち)にある社会福祉法人の施設に入所をすることになった。
ひろつぐは、周囲のみなさまとのコミュニケーションが取れなくなっていた。
ヘルパーさんのお世話が必要なので、両親が福祉施設の入所を決断した。
ひろみちの両親は、身を切られる思いでひろつぐを福祉施設に置いた後、施設をあとにした。
話は変わって…
9月11日のことであった。
さおりさんは、今夜は家族にとびきりの料理を作ってあげたいと思って、ビーフシチューを作っていた。
さおりさんは、料理本通りにビーフシチューを作ったが、できているかどうかが気になったので、ひとくち味見した。
「おいしくできているわ…よかった…」
さおりさんは、つい油断をしてお鍋に入っているビーフシチューを全部平らげた。
気がついた時、家族が食べる分がなくなったので、大パニックになった。
この時、ひろみちのお母さまが帰宅した。
さおりさんは、つまみ食いしたことをお母さまにわびた。
ひろみちのお母さまは、お弁当工場に電話をして手作り弁当をお願いした。
それから一時間後のことであった。
ビーフシチューは取り止めで、お弁当工場の手作り弁当に残り物のみそしるであった。
さおりさんがもうしわけない表情でみそしるをついでいた時、ひろみちがけわしい顔をして家に帰ってきた。
「ただいま。」
「お帰りなさい…あなた…お腹がすいているでしょ…ごはんを食べようね。」
さおりさんは、ひろみちに優しく声をかけたが、ひろみちはムスッとした表情で部屋に入って行った。
ところ変わって、ひろみちの部屋にて…
「あなた…あなた…」
ひろみちは、手提げかばんに必要な書類が整理されているファイルを入れてた。
「あなた…ごはんできているわよ…」
「食べん!!」
「どうしたのよ?ねえあなた…」
「オドレが作ったごはんなんか食べん!!」
「あなた!!」
「オレは今日は残業だからごはんを用意しなくてもいいと言うたのだぞ!!それなのに、何でいらないことをした!!オドレはオヤジとオフクロにコビを売ってるようだな!!」
「あなた!!」
ひろみちは、手提げかばんを持って家を出ようとしていた。
さおりさんが玄関の入り口をふさいだので、ひろみちはさらに怒り狂った。
「あなた待って!!」
「何で止めるのだ!?」
「どうしてって、お腹がすいているからごはんを食べてほしいのよ…どうしても行くのだったらごはんを食べてよ!!」
「やかましい!!どけ!!」
しかし、ひろみちのお腹が鳴っていたのでさおりさんはやさしい声で『ごはんを食べようね…』と言うた。
ひろみちは、さおりさんの顔を平手打ちで激しく叩いた。
(ピシャッ!!ピシャッ!!)
「あなた!!」
「オドレ!!ぶっ殺してやる!!オドレはどこのどこまでこすい女や!?」
「違うわよ!!お腹がすいているからごはんを食べようねと優しく言うただけなのに、何でアタシを叩くのよ!?」
「オドレがこすいことをしたから叩かれたのだオラ!!外へ出ろ!!」
「あなたやめて!!イヤー!!」
ひろみちは、さおりさんを近くの公園にひっぱって行ったあと、砂場の砂の上に倒した。
「ヤロー!!オレのことをグロウしたのだからな!!砂で汚れた姿で出てゆけ!!」
ひろみちは、さおりさんを置き去りにした後、家に帰った。
さおりさんは、砂場の砂で汚れた姿でぐすんぐすんと泣いていた。
ひろみちは、その翌日に阿南市の市役所にさおりさんとの離婚届けを出した。
阿南市才見町の家に、ひろつぐが経営していたIT会社に出資金を出していたグループのみなさまが来ていた。
ひろつぐが経営していたIT会社は、事実上廃業となった。
出資してくださったみなさまにおカネを返すために、お母さまは鷲敷(わじき・那賀町)の本家の家にお願いをしてお金の調達をした。
ひろみちのお母さまは、出資者のグループのみなさまに紫色の風呂敷包みを出してから『あとはみなさまで平等に分けてください…』と言うておカネを返した。
出資金の問題は何とか解決をしたが、会社経営を断念したひろつぐは、新野町(あらたのまち)にある社会福祉法人の施設に入所をすることになった。
ひろつぐは、周囲のみなさまとのコミュニケーションが取れなくなっていた。
ヘルパーさんのお世話が必要なので、両親が福祉施設の入所を決断した。
ひろみちの両親は、身を切られる思いでひろつぐを福祉施設に置いた後、施設をあとにした。
話は変わって…
9月11日のことであった。
さおりさんは、今夜は家族にとびきりの料理を作ってあげたいと思って、ビーフシチューを作っていた。
さおりさんは、料理本通りにビーフシチューを作ったが、できているかどうかが気になったので、ひとくち味見した。
「おいしくできているわ…よかった…」
さおりさんは、つい油断をしてお鍋に入っているビーフシチューを全部平らげた。
気がついた時、家族が食べる分がなくなったので、大パニックになった。
この時、ひろみちのお母さまが帰宅した。
さおりさんは、つまみ食いしたことをお母さまにわびた。
ひろみちのお母さまは、お弁当工場に電話をして手作り弁当をお願いした。
それから一時間後のことであった。
ビーフシチューは取り止めで、お弁当工場の手作り弁当に残り物のみそしるであった。
さおりさんがもうしわけない表情でみそしるをついでいた時、ひろみちがけわしい顔をして家に帰ってきた。
「ただいま。」
「お帰りなさい…あなた…お腹がすいているでしょ…ごはんを食べようね。」
さおりさんは、ひろみちに優しく声をかけたが、ひろみちはムスッとした表情で部屋に入って行った。
ところ変わって、ひろみちの部屋にて…
「あなた…あなた…」
ひろみちは、手提げかばんに必要な書類が整理されているファイルを入れてた。
「あなた…ごはんできているわよ…」
「食べん!!」
「どうしたのよ?ねえあなた…」
「オドレが作ったごはんなんか食べん!!」
「あなた!!」
「オレは今日は残業だからごはんを用意しなくてもいいと言うたのだぞ!!それなのに、何でいらないことをした!!オドレはオヤジとオフクロにコビを売ってるようだな!!」
「あなた!!」
ひろみちは、手提げかばんを持って家を出ようとしていた。
さおりさんが玄関の入り口をふさいだので、ひろみちはさらに怒り狂った。
「あなた待って!!」
「何で止めるのだ!?」
「どうしてって、お腹がすいているからごはんを食べてほしいのよ…どうしても行くのだったらごはんを食べてよ!!」
「やかましい!!どけ!!」
しかし、ひろみちのお腹が鳴っていたのでさおりさんはやさしい声で『ごはんを食べようね…』と言うた。
ひろみちは、さおりさんの顔を平手打ちで激しく叩いた。
(ピシャッ!!ピシャッ!!)
「あなた!!」
「オドレ!!ぶっ殺してやる!!オドレはどこのどこまでこすい女や!?」
「違うわよ!!お腹がすいているからごはんを食べようねと優しく言うただけなのに、何でアタシを叩くのよ!?」
「オドレがこすいことをしたから叩かれたのだオラ!!外へ出ろ!!」
「あなたやめて!!イヤー!!」
ひろみちは、さおりさんを近くの公園にひっぱって行ったあと、砂場の砂の上に倒した。
「ヤロー!!オレのことをグロウしたのだからな!!砂で汚れた姿で出てゆけ!!」
ひろみちは、さおりさんを置き去りにした後、家に帰った。
さおりさんは、砂場の砂で汚れた姿でぐすんぐすんと泣いていた。
ひろみちは、その翌日に阿南市の市役所にさおりさんとの離婚届けを出した。