【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第43話
アタシとさおりさんを粗末にするだけ粗末にして家から追い出した後、長男夫婦の家族を実家に迎え入れたひろみちの両親は『ああ、せいせいしたわ。』と言う表情を変えていないので、近い将来に取り返しのつかない非常事態が発生することは明白になっていた。
ひろみちの兄夫婦が大阪から阿南市の実家に帰ってきた理由は、兄が総合商社の人事が気に入らないからやめた…
他にも、やむを得ない理由がたくさんあった。
ひろみちの兄は、会社の人事異動が不満なので阿南市に帰って転勤のない会社に転職をすることと、兄嫁さんが胎内に2人目の赤ちゃんがいて、妊娠8ヶ月目で大切な時期に来ていたことと、8歳の長女が学校を休みがちになっているいて現在休校中であった…
ひろみちの兄夫婦は、8歳の長女の今後のことを考えて実家へ戻ってきた。
それを武方さんは、出戻りだとかんちがいしている。
アタシとしては、ひろみちの兄夫婦の家族が実家にUターンで帰ってきた以上、阿南市の家へ帰ることは頭にはなかった。
ひろみちの両親は、アタシが全部悪いと言うて裁判を起こしてやるとわめいていたが、実際は裁判所へ行ったり弁護士事務所に行ったりする気配はない。
ひろみちの両親の狂言であることが分かったけど、アタシはひろみちの家の親族のことは許すことはできない。
アタシが家出してから50日目のことであった。
ところ変わって、ダンナが勤務しているケーズデンキの店舗事務所にて…
時計のはりは正午前になっていたので、事務所にいるみなさまは『お昼は何を食べようか』とか『今日の宅配弁当の中身はなんだろうかな』などと思いながらソワソワしていた。
時計のはりが正午になった。
事務所にいたスタッフさんたちがお昼ごはんに入った。
その時に、ひろみちが座っているデスクに上司の男性がやって来て、ひろみちに一緒にお昼ごはんを食べないかと言うた。
「ひろみちさん、一緒にお昼ごはんを食べながら話をしようか?」
「お話…ですか…」
「ああ…この間の話の返事も含めてね。」
「この間の話って?」
「あれ?お前、知らないのか?」
「この間の話といきなり聞かれても、なんのことかさっぱり分かりませんけど…」
「ひろみちさんの人事異動のことだよ。」
「人事異動?」
ひろみちは、イマイチ実感がわかない表情を浮かべていた。
上司の男性は、多少あつかましい声でひろみちに言うた。
「ひろみちさんはまだ分かっていないようだな!!ひろみちさんは11月1日付けを持って水戸の本部への転勤せよと言う辞令が来ているのだよ!!」
「水戸の本部勤務を命ずと言うことですか?」
「ひろみちさん、ひろみちさんの家ではお兄さん夫婦の家族が大阪からUターンして実家に帰って来たのだよ!!兄嫁さんの出産のことなどで家がテンテコマイになっている中では居場所がない…ちょうどいい機会だから、親元から離れて水戸へ移ったらどうかと提案しているのだよ!!」
「親元から離れて暮らすのは、別に問題はないけどい…」
「住むところが問題だと言いたいのだろ!!ひろみちさんのおじさん夫婦の家でゲシュクすればいいだけのことだ!!…水戸にひろみちさんのおじさん夫婦に電話をしてお願いしておくから…10月中にデスクの整理をしておきなさい!!」
会社から転勤を命ぜられたひろみちは、この日を境にして才見町の家に帰らなくなった。
そんなひろみちが心のよりどころとしていたのは、徳島市庄町の小さな借家で19歳の短大生の娘とふたりで暮らしているけいこさん(37歳・モデル兼ソープ嬢)であった。
借家は、JR蔵本駅から歩いて5分のところにあった。
けいこさんは、13年前に交通事故でダンナさんを亡くしたあと、娘さんとふたり暮らしていた。
ひろみちは、けいこさんに想いを寄せていた。
けいこさんも、ひろみちのことが大好きである。
ひろみちは、けいこさんの娘さんが夜のアルバイトに行っている時に、けいこさんの家に行ってた。
ところ変わって、借家の居間にて…
ひろみちは、けいこさんに今置かれている自分の気持ちを全部伝えた。
けいこさんはひろみちが悲しい表情をしていたので、両手を広げてふくよかな乳房にひろみちを抱きしめた。
「けいこ…」
「よしよし…よしよし…」
「けいこ…オレを…抱きしめてくれよ…甘えさせて欲しいよ…」
「よしよし…よしよし…」
深夜11時半過ぎのことであった。
ひろみちは、ふとんの中でシルクのパジャマ姿のけいこさんに抱きついて、無我夢中で甘えていた。
「けいこ…オレ…とし子とさおりを追い出したから…いつでも再婚できるよ…」
「本当に?」
「もちろんだよ…けいこ…オレと結婚してほしい…入籍をしてくれるかな…一緒に水戸で暮らしたいよぅ…」
「娘は自分でおカネを稼ぐことができるようになったから、いつでもできるわよ。」
「ありがとう…明日にでも入籍をしよう…」
「うれしい…」
このあと、ひろみちとけいこさんはふとんの中で激しく求め合った。
ひろみちは、けいこさんに愛情をたっぷりかけるようになったので、アタシとさおりさんがいなくなってせいせいしたというてた。
最悪の悲劇は、日付が替わったら頃から始まった。
ひろみちの兄夫婦が大阪から阿南市の実家に帰ってきた理由は、兄が総合商社の人事が気に入らないからやめた…
他にも、やむを得ない理由がたくさんあった。
ひろみちの兄は、会社の人事異動が不満なので阿南市に帰って転勤のない会社に転職をすることと、兄嫁さんが胎内に2人目の赤ちゃんがいて、妊娠8ヶ月目で大切な時期に来ていたことと、8歳の長女が学校を休みがちになっているいて現在休校中であった…
ひろみちの兄夫婦は、8歳の長女の今後のことを考えて実家へ戻ってきた。
それを武方さんは、出戻りだとかんちがいしている。
アタシとしては、ひろみちの兄夫婦の家族が実家にUターンで帰ってきた以上、阿南市の家へ帰ることは頭にはなかった。
ひろみちの両親は、アタシが全部悪いと言うて裁判を起こしてやるとわめいていたが、実際は裁判所へ行ったり弁護士事務所に行ったりする気配はない。
ひろみちの両親の狂言であることが分かったけど、アタシはひろみちの家の親族のことは許すことはできない。
アタシが家出してから50日目のことであった。
ところ変わって、ダンナが勤務しているケーズデンキの店舗事務所にて…
時計のはりは正午前になっていたので、事務所にいるみなさまは『お昼は何を食べようか』とか『今日の宅配弁当の中身はなんだろうかな』などと思いながらソワソワしていた。
時計のはりが正午になった。
事務所にいたスタッフさんたちがお昼ごはんに入った。
その時に、ひろみちが座っているデスクに上司の男性がやって来て、ひろみちに一緒にお昼ごはんを食べないかと言うた。
「ひろみちさん、一緒にお昼ごはんを食べながら話をしようか?」
「お話…ですか…」
「ああ…この間の話の返事も含めてね。」
「この間の話って?」
「あれ?お前、知らないのか?」
「この間の話といきなり聞かれても、なんのことかさっぱり分かりませんけど…」
「ひろみちさんの人事異動のことだよ。」
「人事異動?」
ひろみちは、イマイチ実感がわかない表情を浮かべていた。
上司の男性は、多少あつかましい声でひろみちに言うた。
「ひろみちさんはまだ分かっていないようだな!!ひろみちさんは11月1日付けを持って水戸の本部への転勤せよと言う辞令が来ているのだよ!!」
「水戸の本部勤務を命ずと言うことですか?」
「ひろみちさん、ひろみちさんの家ではお兄さん夫婦の家族が大阪からUターンして実家に帰って来たのだよ!!兄嫁さんの出産のことなどで家がテンテコマイになっている中では居場所がない…ちょうどいい機会だから、親元から離れて水戸へ移ったらどうかと提案しているのだよ!!」
「親元から離れて暮らすのは、別に問題はないけどい…」
「住むところが問題だと言いたいのだろ!!ひろみちさんのおじさん夫婦の家でゲシュクすればいいだけのことだ!!…水戸にひろみちさんのおじさん夫婦に電話をしてお願いしておくから…10月中にデスクの整理をしておきなさい!!」
会社から転勤を命ぜられたひろみちは、この日を境にして才見町の家に帰らなくなった。
そんなひろみちが心のよりどころとしていたのは、徳島市庄町の小さな借家で19歳の短大生の娘とふたりで暮らしているけいこさん(37歳・モデル兼ソープ嬢)であった。
借家は、JR蔵本駅から歩いて5分のところにあった。
けいこさんは、13年前に交通事故でダンナさんを亡くしたあと、娘さんとふたり暮らしていた。
ひろみちは、けいこさんに想いを寄せていた。
けいこさんも、ひろみちのことが大好きである。
ひろみちは、けいこさんの娘さんが夜のアルバイトに行っている時に、けいこさんの家に行ってた。
ところ変わって、借家の居間にて…
ひろみちは、けいこさんに今置かれている自分の気持ちを全部伝えた。
けいこさんはひろみちが悲しい表情をしていたので、両手を広げてふくよかな乳房にひろみちを抱きしめた。
「けいこ…」
「よしよし…よしよし…」
「けいこ…オレを…抱きしめてくれよ…甘えさせて欲しいよ…」
「よしよし…よしよし…」
深夜11時半過ぎのことであった。
ひろみちは、ふとんの中でシルクのパジャマ姿のけいこさんに抱きついて、無我夢中で甘えていた。
「けいこ…オレ…とし子とさおりを追い出したから…いつでも再婚できるよ…」
「本当に?」
「もちろんだよ…けいこ…オレと結婚してほしい…入籍をしてくれるかな…一緒に水戸で暮らしたいよぅ…」
「娘は自分でおカネを稼ぐことができるようになったから、いつでもできるわよ。」
「ありがとう…明日にでも入籍をしよう…」
「うれしい…」
このあと、ひろみちとけいこさんはふとんの中で激しく求め合った。
ひろみちは、けいこさんに愛情をたっぷりかけるようになったので、アタシとさおりさんがいなくなってせいせいしたというてた。
最悪の悲劇は、日付が替わったら頃から始まった。