【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第59話
まさおさんが好きだったカノジョは、Aさんの家で発生したレイプ事件が原因で、実家がある和歌山県南部の小さな町に療養のために帰省をした後、そのまま大学を中退した。
同時に、まさおさんはカノジョと別れたことと単位をひとつ落としたことを理由に大学を休学すると決めた。
ダンナは『まさおは1回生で何もかもが分からずに戸惑っていただけ…休学をして療養をすればまた大学に行きたくなるだろう…』と言うて、休学を認めた。
ふじおさんのことについては『甘ったれている!!』と言うて突き放した。
7月20日に、ダンナはふじおさんをカンドーして、家の戸籍から外した。
ダンナは、家を守るためだと言うてふじおさんをカンドーしたけど、戸籍を外せば問題は解決するのだろうかとアタシは疑問視した。
7月21日の朝7時過ぎのことであった。
いつもの家の食卓に、アタシとダンナとまさおさんがいて、いつも通り朝ごはんを食べていたけど、食卓の雰囲気はよどんでいた。
ダンナが勤めている会社は、8月分から従業員さんのお給料が少し減らされることが決まった。
収入が若干減るので、ダンナはどのようにしてゆけばよいのか悩んでいた。
アタシは、不足分をおぎなうために専業主婦を一時止めて働きに出ることをダンナとまさおさんに伝えた。
「あのね…あなたとまさおさんにお話があるから聞いてほしいの…」
「話って…何だ?」
「あなた、8月支給分からお給料が減ると言うたわね…」
「ああ…減ると言うても、ほんの数千円程度だけど…」
「あなたはほんの数千円程度と言うけど、時の積み重ねで生活に影響が出てくるのよ…それに、まさおさんは大学を休学することが決まった…そうなると、来年の4月からまた授業料を払うことになるのよ…今のまさおさんは、こもりきりになっているから、専業主婦を続けて行くことができないの…」
アタシの言葉に対して、まさおさんは大学に行くことを断念すると言うた。
「とうさん、かあさん…オレ、大学に行くことを断念する…」
「えっ?」
「本当だよ。」
まさおさんの言葉を聞いたアタシは『どうして大学を中退するのよ?』と困った声で言うた。
「まさおさん、大学を中退するって本当なの?」
「ああ、本当だ…」
「ちょっとまさおさん…それじゃあ、まさおさんは何のために大学を受験したのかしら!?寝る時間をさいて、受験勉強一本に集中して、やっと手にした華の大学生活がパーになってしまうわよ…そうよねあなた…」
アタシの言葉に対して、ダンナは気乗りしない声で言うた。
「ああ…そうだよ…ほら…せっかく寝る間をおしんでがり勉して、受験に合格して手にした大学生活がもったいないよ…せっかく大学でお友だちもできたのに、やめるなんてもったいないよ…じっくり休養して、また来年の4月から元気な顔をして通えばいいじゃないか…大学卒業して、一流の会社に就職して、高額なお給料を手にしたいだろ…」
ダンナの言葉に対して、まさおさんは『それでは、ダメになるのだよ!!』と声を荒げた。
アタシは『おとーさんとおかーさんは、まさおさんが大学の卒業式を迎える日を楽しみにしているのよ!!』と言い返して、まさおさんをとがめた。
そしたら、まさおさんはアタシにこう言い返した。
「オレは華のキャンパスライフをオウカしていたら、ダメになってしまうから大学をやめると言うたのだよ!!」
「だから…おとうさんはまさおさんが休学したことは怒っていないと言うてるのよ!!」
「ふざけんなよ!!あんたらはオレになにを期待してるんだよ!!」
「おとうさんとおかあさんが自分の子供の将来を期待することがそんなにいけないのかしら!?」
「ああ、いけないよ!!オヤジは兄貴が高校中退したことを理由にきょうだい差別していることに気がつけよバーカ!!」
「なんでアタシたちのことをバーカと言うのよ!!おにいさんが高校中退したことについてはおとうさんは残念だと思っているだけで、きょうだい差別なんかしていないわよ!!」
「ふざけるな!!このヤクビョウ女!!」
「まさお!!かあさんのことを疫病神よばわりするのか!?」
「ああ!!そうだよ!!」
「やめて!!まさおさん、おとうさんにあやまって!!」
「あやまれだと!!ふざけんなよ虫ケラ以下!!」
「まさお!!」
「やめて!!」
まさおさんは、きつい目付きでアタシとダンナをにらみつけた後、家を飛び出した。
まさおさんが家を飛び出した後、アタシはダンナにこう言うた。
「あのね、この際だから言わしてもらうけど、アタシ…この家離れて…しばらく知らない町でひとりぼっちで暮らすことにしたから…」
「とし子…」
「アタシ、結婚生活をしてゆくことがイヤになったのよ!!あんたがふじおさんが高校中退したことを今でもイライラしている…まさおさんからは疫病神呼ばわりされた…近所の奥さまからもチクチクイヤミばかりを言われている…こんな気持ちで暮らしていたら…アタシ…」
「何だよ!?だからオレと別れて暮らすと言いたいのか!?」
「当たり前でしょ!!」
「それじゃあ…オレはどうなるのだよ!?子供たちはどうなるのだよ!?」
「知らないわよそんなこと!!そういうあんたこそ、ふじおさんに甘ったれだとヒハンするだけヒハンしたわね!!そういうあんたもまさおさんも甘ったれているわよ!!」
「とし子!!亭主に口答えするな!!」
「うるさいわね!!かせぎが少ないわりには図体だけは一丁前よね!!気に入らなかったら八つ当たりするなんてサイテーね!!」
アタシの言葉にキレてたダンナは、手提げかばんを手に取った後、玄関のドアをバターン!!としめて、家を飛び出して行った。
何よこの家は…
大の男3人が、父子そろってなさけないわね…
もうだめ…
アタシはガマンの限界が来ていたので、家を出ることを決意した。
同時に、まさおさんはカノジョと別れたことと単位をひとつ落としたことを理由に大学を休学すると決めた。
ダンナは『まさおは1回生で何もかもが分からずに戸惑っていただけ…休学をして療養をすればまた大学に行きたくなるだろう…』と言うて、休学を認めた。
ふじおさんのことについては『甘ったれている!!』と言うて突き放した。
7月20日に、ダンナはふじおさんをカンドーして、家の戸籍から外した。
ダンナは、家を守るためだと言うてふじおさんをカンドーしたけど、戸籍を外せば問題は解決するのだろうかとアタシは疑問視した。
7月21日の朝7時過ぎのことであった。
いつもの家の食卓に、アタシとダンナとまさおさんがいて、いつも通り朝ごはんを食べていたけど、食卓の雰囲気はよどんでいた。
ダンナが勤めている会社は、8月分から従業員さんのお給料が少し減らされることが決まった。
収入が若干減るので、ダンナはどのようにしてゆけばよいのか悩んでいた。
アタシは、不足分をおぎなうために専業主婦を一時止めて働きに出ることをダンナとまさおさんに伝えた。
「あのね…あなたとまさおさんにお話があるから聞いてほしいの…」
「話って…何だ?」
「あなた、8月支給分からお給料が減ると言うたわね…」
「ああ…減ると言うても、ほんの数千円程度だけど…」
「あなたはほんの数千円程度と言うけど、時の積み重ねで生活に影響が出てくるのよ…それに、まさおさんは大学を休学することが決まった…そうなると、来年の4月からまた授業料を払うことになるのよ…今のまさおさんは、こもりきりになっているから、専業主婦を続けて行くことができないの…」
アタシの言葉に対して、まさおさんは大学に行くことを断念すると言うた。
「とうさん、かあさん…オレ、大学に行くことを断念する…」
「えっ?」
「本当だよ。」
まさおさんの言葉を聞いたアタシは『どうして大学を中退するのよ?』と困った声で言うた。
「まさおさん、大学を中退するって本当なの?」
「ああ、本当だ…」
「ちょっとまさおさん…それじゃあ、まさおさんは何のために大学を受験したのかしら!?寝る時間をさいて、受験勉強一本に集中して、やっと手にした華の大学生活がパーになってしまうわよ…そうよねあなた…」
アタシの言葉に対して、ダンナは気乗りしない声で言うた。
「ああ…そうだよ…ほら…せっかく寝る間をおしんでがり勉して、受験に合格して手にした大学生活がもったいないよ…せっかく大学でお友だちもできたのに、やめるなんてもったいないよ…じっくり休養して、また来年の4月から元気な顔をして通えばいいじゃないか…大学卒業して、一流の会社に就職して、高額なお給料を手にしたいだろ…」
ダンナの言葉に対して、まさおさんは『それでは、ダメになるのだよ!!』と声を荒げた。
アタシは『おとーさんとおかーさんは、まさおさんが大学の卒業式を迎える日を楽しみにしているのよ!!』と言い返して、まさおさんをとがめた。
そしたら、まさおさんはアタシにこう言い返した。
「オレは華のキャンパスライフをオウカしていたら、ダメになってしまうから大学をやめると言うたのだよ!!」
「だから…おとうさんはまさおさんが休学したことは怒っていないと言うてるのよ!!」
「ふざけんなよ!!あんたらはオレになにを期待してるんだよ!!」
「おとうさんとおかあさんが自分の子供の将来を期待することがそんなにいけないのかしら!?」
「ああ、いけないよ!!オヤジは兄貴が高校中退したことを理由にきょうだい差別していることに気がつけよバーカ!!」
「なんでアタシたちのことをバーカと言うのよ!!おにいさんが高校中退したことについてはおとうさんは残念だと思っているだけで、きょうだい差別なんかしていないわよ!!」
「ふざけるな!!このヤクビョウ女!!」
「まさお!!かあさんのことを疫病神よばわりするのか!?」
「ああ!!そうだよ!!」
「やめて!!まさおさん、おとうさんにあやまって!!」
「あやまれだと!!ふざけんなよ虫ケラ以下!!」
「まさお!!」
「やめて!!」
まさおさんは、きつい目付きでアタシとダンナをにらみつけた後、家を飛び出した。
まさおさんが家を飛び出した後、アタシはダンナにこう言うた。
「あのね、この際だから言わしてもらうけど、アタシ…この家離れて…しばらく知らない町でひとりぼっちで暮らすことにしたから…」
「とし子…」
「アタシ、結婚生活をしてゆくことがイヤになったのよ!!あんたがふじおさんが高校中退したことを今でもイライラしている…まさおさんからは疫病神呼ばわりされた…近所の奥さまからもチクチクイヤミばかりを言われている…こんな気持ちで暮らしていたら…アタシ…」
「何だよ!?だからオレと別れて暮らすと言いたいのか!?」
「当たり前でしょ!!」
「それじゃあ…オレはどうなるのだよ!?子供たちはどうなるのだよ!?」
「知らないわよそんなこと!!そういうあんたこそ、ふじおさんに甘ったれだとヒハンするだけヒハンしたわね!!そういうあんたもまさおさんも甘ったれているわよ!!」
「とし子!!亭主に口答えするな!!」
「うるさいわね!!かせぎが少ないわりには図体だけは一丁前よね!!気に入らなかったら八つ当たりするなんてサイテーね!!」
アタシの言葉にキレてたダンナは、手提げかばんを手に取った後、玄関のドアをバターン!!としめて、家を飛び出して行った。
何よこの家は…
大の男3人が、父子そろってなさけないわね…
もうだめ…
アタシはガマンの限界が来ていたので、家を出ることを決意した。