Ruka~君の最期の願い~
――水族館に着いてからは,水槽で泳ぐ魚を見て回ったり,お目当てのイルカショーを見たり,中のカフェで昼食を摂ったりして楽しい時間を過ごした。
「ちょっとグッズでも見ていくか? お母さんに土産も買ってかなきゃだろ?」
ミュージアムショップの前を通りかかった時,俺は瑠花に提案してみた。
「うん,そうだね。そうする」
「じゃあ俺も,何か見てこっかなー……」
瑠花が菓子コーナーに向かったのを見て,俺は俺で別のコーナーに足を向けた。他でもない,ぬいぐるみのコーナーである。
実はネットでこの水族館のことを検索した時に,ここでしか買えないイルカのぬいぐるみのことを知ったのだ。
「うお……,実物の方が写真で見るより断然可愛いじゃん。どっちにしよっかな」
色はピンクとブルーの二色あった。女の子に買ってあげるならピンクが絶対いいのだろうけど,俺がピンクのイルカを持っている画はなかなかシュールだろうし,何より恥ずかしかった。それに,瑠花にはブルーの方が合いそうなので,俺は青い方のイルカを選んだ。
「ちょっとグッズでも見ていくか? お母さんに土産も買ってかなきゃだろ?」
ミュージアムショップの前を通りかかった時,俺は瑠花に提案してみた。
「うん,そうだね。そうする」
「じゃあ俺も,何か見てこっかなー……」
瑠花が菓子コーナーに向かったのを見て,俺は俺で別のコーナーに足を向けた。他でもない,ぬいぐるみのコーナーである。
実はネットでこの水族館のことを検索した時に,ここでしか買えないイルカのぬいぐるみのことを知ったのだ。
「うお……,実物の方が写真で見るより断然可愛いじゃん。どっちにしよっかな」
色はピンクとブルーの二色あった。女の子に買ってあげるならピンクが絶対いいのだろうけど,俺がピンクのイルカを持っている画はなかなかシュールだろうし,何より恥ずかしかった。それに,瑠花にはブルーの方が合いそうなので,俺は青い方のイルカを選んだ。