先輩、私だけに赤く染まって

「お、ついに告白するの?」


涼子の言葉にギョッと目を見開く。


「しないよ、まだ…」


慌てて手を振って否定した。


もし失敗したら、と思うととても気持ちを伝えるなんて無理だ。


初めてのお出かけは綺麗な思い出にしたい。


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