病院嫌いなナース 続編
【真湖サイド】


「ん…」


体温計の音で目が覚めると、たっくんがベッドの横の椅子に座ってた。


拓「ごめん、起こしちゃったな。熱下がったね。

……あのさ、俺のこと嫌いなの?」


「え?なに急に!嫌いなわけないじゃん!」


私なんかたっくんに言っちゃった!?


拓「よかった〜マジで焦った!!そういえば、点滴とっちゃうよ。」


「え!ちょっと待っ……いったい!ちょっと待ってって言ったよね!?」


拓「抜針するのに待つ意味が分からないんだけど。別に痛くなかっただろ?」


「痛くなかったけど心の準備が必要なんだもんっ。」
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