キミのこと痛いほどよく分かる
「...。」

白い天井。

「わたし、また...。」

覚えている。

私は、病院の窓を開けて、飛び降りた筈だった。

頭やお腹、胸を触ったけど、何も不調はないようだった。

...。

また、助けられちゃったのかな。

においで分かる。

ここはあの人がいる場所。

妙に真っ白な病院だ。
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