どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
新入生なのに学校で有名になってるくらいのヤンキーなのに……。
だから弟子入りしようと思ったんだけど……。
コガサクくんは、軽く首を横に振った。
「俺は別にヤンキーやりたくてやってるわけじゃないんだよ。この図体と目つきの悪さのせいで喧嘩売られることが多くて、適当に相手してたら今の状態。自分からなりたくてなったわけじゃない」
え、そうなの? ………コガサクくんは巻き込まれ系でしたか……。
「そうなんですか……」
しょんぼりだ。せっかくだと思っていただけに……。
「だから藤沢さんは、見た目の点では得しかしてないんだよ」
「……そうなんでしょうか……」
見た目……由羽くんは、父様に似てるって言ってくれるけど……。
「あと髪は染めてないから」
コガサクくんが、今までになく強い口調で言って来た。
「地毛ですか?」
「クオーターなだけ」
「ピアスとかもしてませんね」
「校則違反でしょ、それ」