どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
「なに?」
部屋に戻って読書を再開しようと思っていたところを呼ばれて(そろそろ寝ないと明日に響く自覚もあるので少し読んだら寝るつもり)振り返ると、母親はなんかそわそわしていた。
「あの……よかったら少し話さない……?」
「……いいけど……」
なんだ? 今更俺と話すことなんてあったか?
母親の意図のわからないまま、ダイニングテーブルの椅子を引いて座った。
いつも使っている位置的には母親の前。
母親は味噌汁からすすった。
「美味しい……すごいわね、あんた」
「どーも?」
メシの感想をわざわざ言うために呼び止めたんかい。
これでも無遅刻無欠席貫いている身としてはさっさと寝たいところなんだが。
「……なにか、あったの?」
肉じゃがをつつきながら母親がそんな風に言って来た。
あ? なにかって……
「………友達ができた……?」
あえて言うなら、最近友達が出来たことが変わったことだろうか。