どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
藤沢さんがしゅんとしてしまった。
「……藤沢さんが来て割とすぐに玲哉来たから」
それで俺としては助けられたんだけど。
俺が言うと、藤沢さんははっと顔をあげた。
「そういえば病み上がりのコガサクくんのコーヒーまで淹れさせてしまいました! 気が利かないにもほどがあります!」
「俺んちなんだから当たり前だよ。俺こそ紅茶とか飲みやすいのにすればよかった。ごめん」
「わたしコーヒー好きですよ? ブラック派ですし」
「………」
……甘いの好きそう、というのは見た目の評価に過ぎない、か。
「俺もブラック派」
「あ、でも外で飲むときは好奇心でシロップとかミルク入れることもあります」
「……美味しかった?」
「どれも美味しいですけど、飲みやすいのはブラックですね」
「じゃあ今度、俺も色々試してみようかな」
「そうですね! 一緒にカフェ巡りとかしましょう!」