どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
玲哉に救いを求める視線を向けると、玲哉は俺の方は見ずに「ちょうどよかった」と二人に言った。
「由羽、総真。こいつは古閑作之助。俺の昔のお隣さんで、今は水都ちゃんと同じ高校の同級生で友達なんだって」
「水都の……友達……?」
シャープな美形の方は、俺を値踏みするような顔つきになった。
反対に、一見クールで冷たそうに見える方は、にこぉっと人の良さ満点みたいな笑顔になって、「水都の友達なんだ~。よろしくね」と言って来た。
「コガサク。こっちのすごんでるのは司由羽。水都ちゃんの親友の羽咲ちゃんの兄で、水都ちゃんにとっても兄みたいなもんだな。んで、そっちのぽわぽわしてるど天然が碓氷総真。水都ちゃんと同じ、親たちを通じた幼馴染」
揃いも揃って美形だ。水都さんは言わずもがな。
俺は一度立ち上がった。
「はじめまして。古閑作之助です。高一です」
「司由羽。妹もいるから、苗字じゃなくて由羽でいい。俺らは玲と同じ高二」
「はじめまして作之助くん。俺も総真でいいよ。水都の友達になってくれたんだね。ありがとう。よろしくね」