からふる。~第24話~
それから数日が経ったある日のこと...。
「朱鷺田さ~ん!朱鷺田さん来て!」
いつものように凜くんと食堂でくつろいでいたところ、玄関から声が聞こえてきた。
慌てて行ってみると、そこには...。
「こんにちは。この前はライブに来て下さりありがとうございました。茶樹くんからのお手紙でこちらの話は聞いています。興味がもうふつふつ沸いてきちゃって来てしまいました!」
地下アイドル浅川日奈子さんっ!
こんなところにいて大丈夫なんでしょうか?
「実は私アイドル辞めようと思うんです」
「ええっ?!」
八代先輩が目を最大級に見開き、浅川さんをじっと見つめる。
や、八代先輩...
こ、こ、こ、怖いです。
「だから私の代わりになる人を探していて、それで...あなたが適任かと思って」
「ふぇっ?!わ、わ、私ですか?」
「一目見ただけであなたは他の女の子と違うって分かったの。あなたが入れば絶対に売れるって確信した。私の代わりにやってみない?」
「そ、そう...言われ...ましても...」
「さあやんは地下アイドルじゃない!この寮のアイドルなんだっ!」
凜くん...。
そう言ってくれるなんて私嬉しすぎるよ。
アイドルにはほど遠い地味な女中としか思ってなかったのに。
「ダメ...ですか?」
「はい。私、こちらの仕事を投げ捨てる訳にはいかないので...」
「そうですか...」
がっくりと肩を落とし、今にも泣き出しそうな浅川さん。
このまま帰らせる訳にはいかないと思った私は浅川さんを中に招いた。
「朱鷺田さ~ん!朱鷺田さん来て!」
いつものように凜くんと食堂でくつろいでいたところ、玄関から声が聞こえてきた。
慌てて行ってみると、そこには...。
「こんにちは。この前はライブに来て下さりありがとうございました。茶樹くんからのお手紙でこちらの話は聞いています。興味がもうふつふつ沸いてきちゃって来てしまいました!」
地下アイドル浅川日奈子さんっ!
こんなところにいて大丈夫なんでしょうか?
「実は私アイドル辞めようと思うんです」
「ええっ?!」
八代先輩が目を最大級に見開き、浅川さんをじっと見つめる。
や、八代先輩...
こ、こ、こ、怖いです。
「だから私の代わりになる人を探していて、それで...あなたが適任かと思って」
「ふぇっ?!わ、わ、私ですか?」
「一目見ただけであなたは他の女の子と違うって分かったの。あなたが入れば絶対に売れるって確信した。私の代わりにやってみない?」
「そ、そう...言われ...ましても...」
「さあやんは地下アイドルじゃない!この寮のアイドルなんだっ!」
凜くん...。
そう言ってくれるなんて私嬉しすぎるよ。
アイドルにはほど遠い地味な女中としか思ってなかったのに。
「ダメ...ですか?」
「はい。私、こちらの仕事を投げ捨てる訳にはいかないので...」
「そうですか...」
がっくりと肩を落とし、今にも泣き出しそうな浅川さん。
このまま帰らせる訳にはいかないと思った私は浅川さんを中に招いた。