からふる。~第24話~
常備してあるお菓子セットと岡本さんから頂いていた紅茶をお出しした。
「ありがとうございます」
「いえ。それにしてもなぜ急にアイドルを辞めたいと思ったのですか?」
「それは...」
浅川さんの視線の先には八代先輩がいた。
急に見つめられた八代先輩は今にも逝ってしまいそうな遠い目をしている。
「茶樹くんから頂いた何通もの手紙を読んで私の考えが変わったからです」
ほぉ。
八代先輩、一体どんなこと書いたんだろう。
「具体的にそれはどういうことですか?」
「ボクはひーにゃんからたくさんの笑顔と勇気と元気と愛をもらった。だけどそろそろひーにゃんには恋愛をしてほしい。皆のアイドルじゃなくて誰か1人のアイドルになってほしい。その相手がボクだったらそれは本望だけど、そうじゃなくてもいい。ひーにゃんには普通の幸せを送ってもらいたい。そう茶樹くんのお手紙には書いてあった」
その言葉を聞いて八代先輩、完全に逝ってしまいました。
右の穴から鼻血をたらーっと流し、白目をむいてのけ反っていた。
「私の普通の幸せを考えてくれる人なんて初めてだった。私はアイドルになりたくてなった訳じゃなくてたまたまスカウトされて入ってたから、正直嫌になってた時もあった。そんな私を救ってくれたのは公演が終わる度にもらえる茶樹くんの手紙で...。いつしか惹かれていった。この人しかいないって思った」
これはもしや...もしやのもしや...?
それなら、八代先輩のこと起こさないと!
「ありがとうございます」
「いえ。それにしてもなぜ急にアイドルを辞めたいと思ったのですか?」
「それは...」
浅川さんの視線の先には八代先輩がいた。
急に見つめられた八代先輩は今にも逝ってしまいそうな遠い目をしている。
「茶樹くんから頂いた何通もの手紙を読んで私の考えが変わったからです」
ほぉ。
八代先輩、一体どんなこと書いたんだろう。
「具体的にそれはどういうことですか?」
「ボクはひーにゃんからたくさんの笑顔と勇気と元気と愛をもらった。だけどそろそろひーにゃんには恋愛をしてほしい。皆のアイドルじゃなくて誰か1人のアイドルになってほしい。その相手がボクだったらそれは本望だけど、そうじゃなくてもいい。ひーにゃんには普通の幸せを送ってもらいたい。そう茶樹くんのお手紙には書いてあった」
その言葉を聞いて八代先輩、完全に逝ってしまいました。
右の穴から鼻血をたらーっと流し、白目をむいてのけ反っていた。
「私の普通の幸せを考えてくれる人なんて初めてだった。私はアイドルになりたくてなった訳じゃなくてたまたまスカウトされて入ってたから、正直嫌になってた時もあった。そんな私を救ってくれたのは公演が終わる度にもらえる茶樹くんの手紙で...。いつしか惹かれていった。この人しかいないって思った」
これはもしや...もしやのもしや...?
それなら、八代先輩のこと起こさないと!