仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
「おまたせいたしました!理玖さんはジンジャエールで庵さんはアールグレイのアイス、蒼太さんにはオレンジジュース、昇さんはアイスコーヒーです。」
彼らに丁寧に渡していく彼は慣れてる……。
喫茶店の店員になれるよ、君。
「総長と、えっと……」
私のこと知らないよね。はじめましてだし……。
「陽愛です。よろしくね」
「…す、すみません!存じあげなくて……!陽愛さん!俺はレンです。よろしくお願いいたします!あ、総長と陽愛さんにはあったかいお茶です。」
「ありがとうございます、レンさん。」
そう言うと、みんなが私を見る。何か変なこと言ったのだろうか?
まさか地雷踏んじゃったとか……⁈