仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。




総長室から出てみんながいる下を見ると綺麗に整列して、みんな特攻服を着ていてカッコいい。

「そうだ…陽愛。これ、日向の姫だって証に作ったんだ……」

彼が差し出したのは向日葵をモチーフにしたネックレス。

「陽愛は、日向にとって光なんだよ。俺たちの道しるべの存在……だから笑ってて。」

彼にネックレスをつけてもらうと、優しく手を握られて彼と階段を降りた。

そして彼らの真ん中を通り、彼らを見た。


「怪我はなるべくしないこと。絶対に……陽愛を守れ。さぁ、行こうか。」

「「「はいっ!」」」

みんな一斉に返事をすると、後ろから仁くんに声をかけられる。



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