仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
「お待たせいたしました〜ホットのカフェラテお2つです。」
可愛い衣装を着た店員さんが私に手渡す。それを受け取る。
少しだけ冷えると思ってあったかいの買ったのに……早すぎたかな。早く戻ろう。
「陽平くん、おまたせっ……⁈」
彼が囲まれることなんていつものことだ。だけど、彼はすごい綺麗な女の人にキスをしていた。その瞬間何かが溢れてくるように走り出した。
……なんか馬鹿みたいだ。私、自意識過剰すぎたのかも。
陽平くんは本当は同情で付き合ってたのかなぁ……だってもう戦いは終わったんだもん。
私はもう用無し、かもしれない。