仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
「……喧嘩したら2人ともきらいになるから。」
そう言えば、今度は息ピッタリに 言った。
「えっ……それはやだ。」
「俺も、陽愛に嫌われるなんて耐えられない……」
なんだか嬉しいなぁ……
唯一の血縁者の兄と恋人の彼。大切な2人からの愛が伝わって来るから1人じゃないんだなぁって思うから。
「ありがとう、2人のことはだいすきだよ」
2人への大好きな気持ちは全く違う。
お兄ちゃんは、今日再会したばかりの唯一の家族だけど…家族として愛してる。大好きだなぁって素直に思う大好き。
陽平くんは、全てを捧げてもいいと思えるほどに大好きだと堂々と言える存在。恋人として大切なステキなパートナーとして大好きな人。
2人への愛は違うけど、大切な人には変わらない。大切だから仲良くして欲しい。
喧嘩なんてしてたら、その時間がもったいないじゃん…?