仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
それからまあ……仲良くご飯を食べてお開きとなる。
「じゃあ…陽愛、陽平。また来てな。」
「うん、またね。」
「陽平、陽愛をよろしくな。もう泣かせるなよ?」
「わかってます……もう泣かせません。」
「それから、陽愛。ちゃんとご飯食べろよ」
エレベーター近くまで見送るというお兄ちゃんの希望で近くまで来たけどなんか終わらなさそうだ……これはいつまで続くの?
一生の別れじゃないんだからさ……
「じゃあ、またね。」
「あ、うん……」
半強制的に話を終わらせると、エレベーターに陽平くんを連れて乗り込んだ。
なんか、ドッと疲れた気がするよ……