仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
今日までたくさんのことがあった。
悲しいことも辛いこと、苦しいこと
愛おしいと思える彼にも出会えた。
それはかけがえのない宝物。
それだけはこれから先も変わらない事実。
きっとこの先辛く苦しいことがあったって大丈夫。だってもう…ひとりぼっちじゃないから。
隣には大好きな彼がいる。
かけがえのない仲間もいる。
だから大丈夫だよ、過去の自分。
私、今すっごく幸せだから。
2人、手を繋いで歩く。彼がくれた指輪が月明かりにキラキラと光っていた。
「陽愛、愛してるよ。」
「私も、陽平くんのこと…愛してる。」
きっと、いや絶対に隣に彼が居てくれたら私の未来は輝くはずだから……。
fin.