仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
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「これで最後だよ。」
「ん」
「さっきからそれしか言ってないよ。…私と出かけるの嫌だった?」
買い出しに1人では行かせてもらえず、陽平くんも一緒にショッピングセンターに来たんだけど…さっきから返事が『ん』しか言ってない。
最近は、夜しか一緒にいられなかったから誘ったんだけどなぁ
「ご、ごめんねっ…」
「……違うんだ」
「え?」
「陽愛を泣かせるつもりはなくて、ただ……」
私、泣いてる?
「……なんか、こういうの照れ臭いなぁなんて」
……照れ臭い?
「普通のデートみたいだと思ってさ。」
あ……そういえば最近忙しくてデートできてなかった。