仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。



「あれ?食洗機やってくれたの?ありがとう」

「いえ……あの、はや、陽平くん私昨日洗濯機いれちゃって…」


私は着替えがない。
昨日洗濯機に入れちゃったし……どうしよう。


「あ、大丈夫だよ。乾いたから」

彼の手には私の昨日着ていたワンピースが乗っていて渡される。
ワンピースは、洗濯されているはずなのに皺1つ見つからない。


「着替え来なよ。着替えたら呼んで」

そういう彼は、もうVネックのTシャツにジーパンを履いていてすぐに出かけられそうな格好をしていた。

返事をする間もなく、彼はリビングの外に出てしまったのでササっとワンピースに着替えて彼を呼んだ。




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